フィンペシア・エフペシア・フィナロの成分・効果の違いは?どっちを使うべき?
AGA治療薬として、薄毛改善効果が高いことで知名度の高いフィンペシア。
フィンペシアは、元々薄毛改善効果があるとされているフィナステリドを成分として含んでいる、プロペシアというAGA治療薬のジェネリック医薬品として開発された薬で、プロペシアよりも安価に手に入るため非常に人気があります。
しかし、プロペシアのジェネリックはフィンペシアだけでなく、他にも存在することを御存知でしょうか。
同じプロペシアのジェネリックがいくつか存在するなら、いったいどの薬を使用するのが一番よいのか気になるところですよね。
ここでは、フィンペシア以外のプロペシアのジェネリックを成分や効果・価格の違いなどを比較しながら一体どの薬を使用した方がいいのかを紹介していきたいと思います。
▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
エフペシアとは?
エフペシアとはインドのシプラ社が開発したAGA治療薬「プロペシア」のジェネリック医薬品です。
プロペシアと同じフィナステリドが含まれているため薄毛改善効果が認められている薬となります。
ここで「えっ?」と思った人がいるかもしれませんが、エフペシアはフィンペシアと同じ会社が開発した薬であり、フィンペシアとほとんど同じ薬なんです。
では、なぜシプラ社はプロペシアのジェネリック医薬品を2種類も開発したのでしょうか。
キリンイエローが含まれていないAGA治療薬として開発されたエフペシア
シプラ社が開発した人気のフィンペシアは、コーティング剤として使用されている着色料「キリンイエロー」という成分に発ガン性があるという噂が日本では広がりました。
実際には発ガン性があるという所見はないですが、安全性の証明もできていないため食品には「キリンイエロー」を使用することが規制されました。
そのため、日本ではフィンペシアが敬遠されるようになったためシプラ社は「キリンイエローを使わないでプロペシアのジェネリック医薬品を作ろう!」と考え、その結果開発されたのがエフペシアとなります。
その後「キリンイエローを含まないタイプのフィンペシア」が開発されたため、2015年~販売を中止していましたが、2016年よりまた販売再開されているため購入可能となっています。
フィナロとは?
フィナロとはインドのインタス社が開発したプロペシアのジェネリック医薬品です。
フィンペシアやフィナロとは違う会社によって開発された医薬品ですが、プロペシアと同様でフィナステリドが成分として含まれており、薄毛改善効果も認められております。
また、エフペシアと同様で「キリンイエローを含まないプロペシアのジェネリック医薬品」として開発されており、価格も他のプロペシアのジェネリック医薬品と比較してかなり安価であることが特徴です。
価格が安い理由は、フィナロが開発された当時はプロペシアのジェネリック医薬品はフィンペシアが圧倒的に有名であったため、知名度を上げるためにも安価で販売しているためだそうです。
フィンペシア程の知名度はありませんが、フィンペシアやエフペシアよりも価格が安い為、口コミなどをみても高い人気を誇っています。
成分の違い
商品名 | 含まれている成分 |
---|---|
フィンペシア | フィナステリド1mg |
エフペシア | |
フィナロ |
表のようにフィンペシア・エフペシア・フィナロは全てプロペシアのジェネリック医薬品であるため成分は全く一緒で、フィナステリドが含まれています。
一昔前まではフィンペシアはキリンイエローが使用されていましたが、現在はほとんどキリンイエローフリータイプの物ばかり販売されているのでそのあたりの違いもなくなりました。
効果の違い
含んでいる成分が全く一緒のため、現れる効果や副作用も全く一緒です。
せっかくなので以下にフィナステリドを含むフィンペシア・エフペシア・フィナロの効果と副作用をまとめたので参考にしてください。
商品名 | 効果 | 副作用 |
---|---|---|
フィンペシア | 脱毛の抑止 AGA治療 |
肝機能障害 性欲減退 勃起不全 射精障害 精子量減少 抑うつ めまい 搔痒症 血管浮腫 |
エフペシア | ||
フィナロ |
副作用はいずれも発症率が5%と未満と非常に低いため、どの薬を使用しても過度に心配する必要はありません。
もし、上記に書かれているような症状が表れた場合は医師に相談していただければ大丈夫かなと思います。
どっちを使うのがいい?
結局、フィンペシアもエフペシアもフィナロも含まれている成分・効果が全く一緒であるため、どれを使用してもハゲを治す効力は同じです。
フィンペシアもキリンイエローが含まれていないタイプが開発されたためエフペシアとの違いもなくなりました。
唯一の違いと言えば、それぞれの価格です!
フィンペシア・エフペシア・フィナロはどれが一番安い!?
某個人輸入代行業者のサイトでの価格を比較してみましょう。
商品名 | 価格 |
---|---|
フィンペシア(1箱100錠) | 2975円 |
エフペシア(1箱100錠) | 2919円 |
フィナロ(1箱100錠) | 2375円 |
1番人気のフィンペシアが1番価格も高いみたいです。
フィンペシアとエフペシアは60円弱しか違いませんが、フィナロは約600円程安くなっています。
1錠ずつの単価で考えると、フィンペシアは29.75円、エフペシアは29.19円、フィナロは23.75円です。
1年間毎日それぞれの薬を飲み続けた場合の費用は、フィンペシアが10858.75円、エフペシアが10654.35円、フィナロは8668.75円となります。
年間で考えるとフィンペシアに対してフィナロは約2200円程もお得になっていることが分かります。
AGA治療薬は飲み続けないと効果が出ない薬であり、効果が出ても服用をやめてしまったらまた薄毛が進行してしまいます。
今後、飲み続けていくと考えるとコスパ的な面ではフィナロがオススメです。
私自身は、やはり昔から存在し続けているフィンペシアを1番信用しているので、価格が安いフィナロではなく現在もフィンペシアを愛用しています。
ですが、効果はどれも一緒ですので自分が気になった商品を選べばいいと思います。
併用はあり?
基本的にすべて同じ成分を含んでいる薬なので、併用しても意味がありません。
また、フィナステリドの1日の用量は0.2~1mg/日と定められているので、併用した場合は過剰摂取となり身体へ負担を掛けたり思わぬ症状を招いてしまう可能性があるので絶対に止めましょう。
まとめ
ここまでのおさらいです。
- エフペシアはシプラ社が開発した発ガン性のあるキリンイエローを含まないプ ロペシアのジェネリック医薬品
- フィナロはインタス社が開発したキリンイエローを含まないプロペシアのジェネリック医薬品
- 現在はフィンペシアもキリンイエローを含まないタイプのものが主に販売されている
- 3つの薬の成分・効果は全く一緒である
- フィンペシアと比較しフィナロは年間で約2200円お得になっている
- どの薬も効果は一緒のため、どれを使うかは個人の判断で問題ないが、併用はしてはいけない
今回紹介したエフペシア・フィナロ以外にもプロペシアのジェネリック医薬品は存在しています。
しかし、知名度の低いものやあまり市場で回っていない商品は偽物も多く存在しているので購入する業者やその商品が本当に信用できるものかは必ず購入前にリサーチしておきましょう。
フィンペシアなどは薬が入っている箱に明記されている内容でも本物と偽物を見分けることも可能ですので、購入したら箱に明記されている内容や会社名などをしっかりと確認するよう意識しましょう。
どのプロぺシアのジェネリックを使用しても効果はあらわれるので、頑張って薄毛を治していきましょう。