誤解が多い「破天荒」の本来の使い方・どんな性格の人を指す?

破天荒

「破天荒」というと文字の感じから、荒々しくて豪快な人を思い浮かべませんか?

しかし、それは本来の使い方ではありません。

本来の意味は何でしょうか。

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破天荒の意味・由来

「破天荒」とは「今まで誰もなし得なかったことを行うこと」です。

昔、中国では科挙(かきょ)という、大変難しい役人の登用試験が行われていました。

唐の時代、荊州(けいしゅう・今の湖北省)からは、合格者が出なかったので、「天荒」(未開の荒れ地)と呼ばれていました。

しかし劉蛻(りゅうぜい)という人が初めて合格して、「天荒を破った」と言われました。

ここから、誰もが思いもよらない驚くべきことをする、偉業を達成する、という良い意味で「破天荒」が使われるようになったのです。

破天荒の使い方・例文

正しい使い方

「前人未到の偉業を成し遂げる」という良い意味で使います。

例:彼は、ヨットで世界一周するという破天荒な冒険を成功させた。

例:あの選手は、今まで誰も出したことがないタイムで優勝した。まさに破天荒な記録だ。

間違った使い方

「豪快で大胆不敵」「荒っぽい」「無茶なことをする」という否定的な意味で使う人が多いのですが、誤りです

しかし、この誤用の方が一般にはよく使われています。

× 彼は朝まで酒を飲んで、そのまま出社したらしい。なんて破天荒な人だ。

ノブコブ吉村は破天荒?

「破天荒芸人」として売り出したのが「平成ノブシコブシ」の吉村崇さん。

この場合の「破天荒」は、「豪快」という間違った意味の方ですから、もちろん、吉村さんは本来の意味の「破天荒」ではありません

あえて言うなら、吉村さんは、誤用の意味の「破天荒」を自称しています。

吉本興業の芸人プロフィールによると、吉村さんの趣味は「破天荒/バスケットボール/脇ならし/政治観賞/バランスボールに乗って蹴られても落ちない」だそうです。

「破天荒」が趣味ですか?とツッコミたくなりますが、吉村さんの「破天荒」はキャラでしょうね。

顔は濃いけれど、どこか繊細な雰囲気のある吉村さんが「破天荒!」と叫ぶギャップの面白さを狙ったのではないでしょうか。

以前は、家賃50万円の高級マンションに住んだり、2000万円のBMWを購入したりと、金銭感覚も豪快であることをネタにしていた吉村さん。

どこか「無理している」感が漂いますが、そこが彼の個性でもあり、魅力でもあると思います。

まとめ

  • 「破天荒」とは誰もが思いもよらなかったような驚くべきことをすること。
  • 「豪快な・荒々しい」という意味で使うのは誤り。

本来の意味の「破天荒」が当てはまる人といえば、たとえば、世界最高得点を次々に塗り替えていく、フィギュアスケートの羽生結弦さんのような人でしょう。

スポーツ選手に限らず、科学者や財界人など、いろんな分野で破天荒な人に活躍してほしいですね。

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