初心者が高音を出すためのホルンの吹き方のコツ3選!手はどうする?

ホルン 吹き方

ブラスバンドで人気の高い楽器と言えば、まずトランペットですよね。

甲子園での応援ソングでも、トランペットがブイブイ鳴らしているのをよく耳にします。

実は私も、中学・高校の吹奏楽部でトランペットを吹いていました。

そして、大学の吹奏楽のサークルでもトランペットを吹く気満々で、サークルの部室を訪ねました。

ところが、トランペットは金管楽器の花形とあって競争率が高く、若干出遅れた私に振り当てられた楽器は、ホルンだったんです。

ホルンは、私にとっては全くもって未知の世界。

ホルン初心者でも、綺麗な音が出せるようになるのかな・・・

そんな心配とは裏腹に、大学を卒業する頃には綺麗な音はもちろん、高音まで出せるようになっていたんです!

そんな全くのホルン初心者が、高音まで出せるようになったコツを紹介します。

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初心者にホルンは難しい?

正直にいうと、初心者にとってホルンは金管楽器の中で一番難しい楽器です・・・。

その理由は、主に3つあります。

  1. マウスピースの口径が、一番小さい。
  2. その割に、楽器の管の長さが長い。
  3. そもそもベルが唯一、後ろを向いている。

マウスピースの口径が小さい

マウスピースというのは、楽器の吹き口に取り付けて息を楽器に伝えてくれる大事な役割を果たしてくれます。

金管楽器を吹くときは、息を吐きながら自分の唇の真ん中を振動させて、マウスピースから楽器に伝えるんですが、その口径が小さいと空気圧が1点集中してしまいますよね。

そう!その分、唇にかかる負担が半端ないんです!

私がホルンを始めたばかりの頃は、基礎錬を終えただけで唇がビリビリしびれていたものです。

管が長い・ベルが後ろ向き

管の長さとベルの後ろ向きによる難しさというのは、ぶっちゃけ息を無駄遣いしているようなものだからです。

一般的に広く使われている、F管とB♭管がセットになったダブルホルンの場合、F管の長さは約3.7m、B♭管の長さは約2.4mもあるんです!

その長さ分、息を吹き込んでるのに、ベルが聴いている人と逆の、後ろ向きってどういう事?って思っちゃいますよね。

これは元々、ホルンが狩猟の合図に使われていた角笛だった故の哀しい性なんです・・・。

今、私たちが目にするホルン、正式にはフレンチホルンっていいますが、これはかたつむりみたいにクルクルと巻かれて、音を変える為のロータリーレバーもついていますよね。

でも元は、イメージとしては馬などに乗って左腕に担いで狩猟の為に吹き、右手で獲物を得る、そんな感じで使われていたので、管を一巻きグルッと回しただけの簡単な形だったんです。

それを楽器として持ちやすいようにギュギュッと丸めてしまったので、管は長いわベルは後ろ向きになっているわ・・・といった形になり、難しい楽器になってしまったんです。

右手をベルの中に入れて吹く理由

その理由は主に3つあります。

  1. 単に、楽器を支える。
  2. 音程を調節する。
  3. ゲシュトップ奏法をする。

楽器を支えるため

ホルンが角笛から楽器として使われるようになった時に、体の前で構えるようになりました。

すると、それまで左手で担いでいたので、後ろにあったベルは右に来ますよね。

と言う訳で、まずは右手でホルンを支える必要があるんです。

音程を調節するため

ですが!肝心なのは『音程を調節する』という役割です。

音階を変えることができるロータリーレバーが付いた今ですら、同じ運指でもベルの開閉具合で、例えば低めのファや高めのファが出たりするんです。

もちろん、まず管の出し加減で音程は調節します。

が、それ以外にもベルの中の右手の開閉具合で、音程を微妙に調節しなければならないんです。

これは、ホルンの管が長くて細い割にベルがやたらと開いているからなんです。

右手でベルの開放具合を調節しないと、勢いよく吹きこんだ息が出っぱなし、若しくは、こもりっぱなしといった事になってしまうんです。

ゲシュトップ奏法をするため

因みに、ゲシュトップ奏法というのは、演奏の途中で「ビッ」っといった金属が破裂するような音を聞いたことはありませんか?

主に効果音的な役割を果たすこの奏法は、右手でベルを完全にふさいでしまいます。

しかも、効果音的に楽譜に記載されている事が多いので、瞬時にふさがなければなりません。

ベルに入れた右手は、ただ楽器を支えているだけでなく、ホルンを吹く上で重要な役割を果たしているんですね。

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高音を出すコツ3つ

ホルンの音色って、柔らかくて、でも時には力強くてカッコいいですよね。

ドラマや映画の劇伴で高音がカッコ良く鳴っていると、どんな譜面になっているんだろう?って怖いもの見たさに見てみたくなります。

ただ、高音は一朝一夕で出せるようになるものではありません。

私の場合もそうでした・・・。

大学のサークルと言っても、中学・高校の部活並みの練習量だったので毎日かなり鍛えられました。

その甲斐あって、高音が出せるようになったのですがそのコツを大きくまとめると以下の3つになります。

  1. 息のスピードを上げて、唇をたくさん振動させる。
  2. 柔軟なアンブシュアを作る。
  3. マウスピースに適度な圧力をかける。

息のスピードを上げて、唇をたくさん振動させる

これはまず高音を出すコツとして大前提です。

ちょっと例を挙げるなら、合唱で高音を出す時と同じような感覚です。

合唱の時、『頭からつま先に抜けるよう声を出すこと!』、などとよく言われますよね。

楽器と言うツールを通して音を出さなければならないので、息のスピードを上げて唇の振動数を増やすことで、それと同じように高音を出す事ができます。

因みに、息のスピードを上げずに唇の振動数も増やさなければ、楽器の中を通る空気の量は少ないままなので『ブ~』っといった音が出ます。

楽器を持たなければ『はぁ~っ』っといった、深いため息が出る感じですね。

柔軟なアンブシュアを作る

これはかなり練習が必要です。

金管楽器全般に言える事ですが、楽器を吹く時の唇や口の周りの形、アンブシュアにおいて基本的に唇の真ん中は振動数を増やす為に、柔らかさを保たなければいけません。

ですが、唇の周りの筋肉はある程度の緊張を保たないと、アンブシュアが崩れてしまい高音を吹く時の圧力に耐えられなくなります。

ホルンの場合は、マウスピースの口径が小さいので唇の真ん中、野球で言うところのストライクゾーンが狭いので、難しさを感じてしまうところだと思います。

このバランス加減を鍛えるには、とにかくアンブシュアを保ち、高音だけを練習するのではなく低中音から高音まで、リップスラーの練習をかかさず続けると、コツがつかめるようになります。

マウスピースに適度な圧力をかける

これも練習で感覚をつかむしかコツは得られません。

基本的に、ホルンを吹く時にマウスピースに唇を強く押し当てるのはNGなんですが、高音を出す時はある程度強めに押し当てる必要があります。

でも、やり過ぎは絶対に禁物です。

なので、コツとしては最初のうちは低音にかける圧力+50%位の圧力をかけて練習を始め、高音が出るようになってきたら、少しずつ圧力を減らしてみるのがオススメです。

因みに、「柔軟なアンブシュアを作る」「マウスピースに適度な圧力をかける」の練習をする時は、必ず最初の「息のスピードを上げる」というのを常に忘れずに行ってくださいね。

まとめ

  • 初心者にホルンは、一番難しい楽器。
  • 右手をベルの中に入れて吹く理由は、音程を調節する為。
  • 高音を出すコツは、息のスピードと、アンブシュアと、マウスピースの圧力に気をつけること。
  • 最後に、ホルンで高音を出すには、地道な練習が欠かせない。

初心者にとってホルンは一番難しい楽器です。

でもその分、綺麗な音や高音が出て、皆で美しいハーモニーを奏でられた時の喜びを一番感じられる楽器だと思います。

初心者だからと諦めずに、『くるみ割り人形』の『花のワルツ』を想像しながら、ホルンに是非トライしてみてください!

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