ホルンのマウスピースの選び方 ヤマハ・ストークの特徴は?

ホルン マウスピース

ホルンを何年か吹いていると、自分のマウスピースは本当に合っているのかな・・・と思う事がありませんか?

大抵は、楽器を購入した時に付属として付いているものを暫く使ってみるか、同時に購入したマウスピースを、最初に使うと思います。

私は、トランペットからの転向でホルンは全くの初心者だったので、楽器を購入する前に、自分に合う楽器を見つけるまでは色々試してみようと、知人から借りたり大学の楽器を借りたりしていました。

ただ、直接口につけるマウスピースばかりは、人様から借りるわけにはいきませんよね(苦笑)。

そこで、ホルンを始めた時にまずマウスピースだけはまず購入しに行ったわけですが、何せ初心者。

どれが自分に合うマウスピースなのか、分からず本当に苦労しました。

そんなわけで、ホルンのマウスピースの選び方について紹介します。

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マウスピースとは?

マウスピースとは、息を楽器に伝えるいわゆる『吹き口』です。

吹き口といえども、同じ楽器・同じ奏者でもマウスピース一つで、音が全く変わってしまうほどマウスピース選びは重要なんです。

その秘密を、マウスピースの造りから紹介しますね。

シャンクと楽器の相性

まず、一番最初に確認しておきたいのが、シャンクと楽器の相性です。

シャンクと言うのは、マウスピースを楽器に差し込む部分のことです。

ホルンのマウスピースには、アメリカンシャンクとヨーロピアンシャンクの2種類があります。

このシャンク、先に向かって微妙に細くなっているんですが、この細くなり加減が2つのシャンクでは微妙に異なるんです。

因みに、楽器のマウスピースが差し込まれる部分、マウスパイプの細くなり加減も基本的に、アメリカ製とヨーロッパ製で異なります。

つまり、マウスピースはアメリカンシャンクなのに、楽器がヨーロッパ製、若しくはその逆だったりすると、マウスピースがうまくはまらず、ぐらつきが生じるので音がうまく出ません。

私の場合、ホルンを始めて間もない頃、まだマウスピースすら購入する前は、このことにすら気付かず納得のいかない日々を過ごしていたので、これを理解しているだけでもマウスピース選びに大きく役立ちますよ。

マウスピースと楽器の組み合わせをまとめると、こうなります。

アメリカンシャンク
マウスピース ヤマハ・ホルトン・コーン・シルキー・ストーク・バック
楽器 ヤマハ・ホルトン・コーン・ハンスホイヤー
ヨーロピアンシャンク
マウスピース アレキサンダー・シュミット・ティルツ・JK
楽器 アレキサンダー・シュミット

ハンスホイヤーは、ドイツ製の楽器ですがアメリカンシャンクのマウスピースと相性が合います。

また、ヤマハも型番によっては両方のシャンクに対応している場合があるので、分からない時は、楽器店の方に尋ねるのが一番ですね。

カップの形状

これも基本的にはUカップとVカップの2種類あるんですが、外見だけでは判断しづらいので厄介です。

最初に私が借りていたのは、Vカップのマウスピースだったんですがタンギングは、元々得意な方だったんです。

その代わりと言ってはなんですが、リップスラーがやや苦手でした・・・。

そのせいか、借りていたマウスピースに少し違和感を感じる事がありました。

当時はその原因が分からなかったんですが、マウスピースを購入する時に、その原因が分かりました。

それは、UカップとVカップのそれぞれの特徴にありました!

Uカップの特徴

カップの内側が、U型になったマウスピースです。

外見はU型でも、中を見るとVカップになっているマウスピースもありますがそれはUカップではありません。

アルファベットの違いを見ても分かるように、息を入れた時に程良く抵抗があるのでリップスラーがかけやすい一方で、タンギングははっきりしなくなるので、より意識して行う必要があります。

カップの深さにもよりますが、何と言ってもトータル的に形が丸みを帯びているので、ホルンらしい柔らかい音が出やすい為、Uカップを好むホルン奏者は多いです。

Vカップの特徴

カップの内側がV型になったマウスピースです。

息を入れた時に、抵抗がないので吹きこみやすく、音がスムーズに出しやすいので全くのホルン初心者にはオススメのマウスピースです。

ただ、抵抗なく吹きこみやすい分、タンギングや低音が出しやすい一方で、リップスラーや高音がやや出しづらいマウスピースでもあります。

私が、もし最初に借りていたマウスピースがUカップのものだったら、違和感を感じずに済んだのかもしれませんが、どちらのカップもそれぞれ長所短所があるので、一概にどちらが良いとは言えません。

奏者の得手・不得手を見極め、気になる点は練習でカバーすることで、どちらかを選ぶのが良いと思います。

そして、マウスピースで肝心なことがもう1つだけあります。

それはリムに関することです。

リムの厚さ

リム、いわゆるマウスピースの淵の部分ですが、厚いと唇に触れる面積が増えるので、その分長く吹いても疲れにくい傾向があります。

ただ、唇に多く触れているだけあって、タンギングがしづらいというデメリットもあります。

一方で、リムが薄いものは唇に触れる面積が少ないので、タンギングがしやすい一方で、唇に食い込みやすいので、長く吹いていると疲れやすい傾向があります。

唇に触れる部分は、マウスピースが自分にあっているかどうかが、一番分かりやすい部分ですよね。

リムのフィット感がピタッと来るマウスピースに出遭った時は、自分の腕が上がったんじゃないかと勘違いする位、私は嬉しかったです!

とは言え、マウスピースのリムの厚みの違いは、メーカーによって約0.25mm~0.5mm単位で作られているので、楽器店で、必ず使っている楽器に装着して試奏してみることをオススメします。

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マウスピース選びのポイント3つ

マウスピースの構造が分かったら、もうマウスピース選びの3つのポイント、迷いませんよね。

  1. 楽器とマウスピースのシャンクを合わせること
  2. 自分の得手・不得手に合ったカップの形状を選ぶこと
  3. 自分の唇の厚さに合ったリムのマウスピースを選ぶこと

①は間違う事はないと思いますが、②と③を100%完全に満たしてくれるマウスピースに出遭う確率は、なかなか低いです。

私は、ホルンを12~3年吹いてきて、3本マウスピースを購入しましたが、自分に合っていたと思える確率は95~98%位だと思います。

因みに、その3本の内、最初の1本はヤマハのスタンダードシリーズ、2本目はカスタムシリーズ(いずれも品番は現在廃番になっています)で、3本目に選んだのがストークのC6Wでした。

私の場合、楽器がヤマハだったのでアメリカンシャンクのマウスピースを購入しましたが、ホルン奏者の間で人気なアレキサンダーだと、アレキサンダー8辺りを先輩たちは使っていました。

どちらにしても、マウスピースを選ぶ時は、使っている楽器を楽器店に持参して、納得がいくまで試奏させてもらって選ぶことが、大切です。

ヤマハの特徴

日本人の特徴を知り尽くしたメーカーが作ったマウスピースなだけあって、ラインナップが充実しています。

故に、楽器を選ばないのもヤマハのマウスピースの嬉しいところです。

アメリカンシャンクの楽器を使っている場合、特にヤマハの楽器を使っている場合は、まずオススメしたいメーカーです。

ただ、本当に種類が沢山あって迷うので、試奏する前にパンフレットなどである程度、自分に合いそうなものをいくつか見繕っておくと、マウスピース選びの時に迷子にならずに済みますよ。

ストークの特徴

ストークのマウスピースを選ぶ人は、最初は別のマウスピースを使っていて、『何か違和感があるなぁ・・・』と感じ、楽器店でお店の人に勧められて試奏してみて、これだ!と運命の出会いをしてしまう人が多いようです。

実は、私もそんな一人でした(苦笑)。

それだけ、他のメーカーのマウスピースとは一線を画した特徴的な、マウスピースです。

何が違うのかと言うと、リムのフィット感が抜群に良いんです。

もちろん、個人差はありますが、唇の薄さ・厚さが原因でリムのフィット感に満足していない場合は、一度試してみる事をオススメします。

因みに、通常の品番のラインナップに加え、リムが幅広いバージョンも取り揃えられています。

私が使っていた、C6Wは「C6」のワイドリムバージョンです。

ただ、最近は店頭在庫としてそんなに置いていない楽器店もあるので、試奏する時は事前に問い合わせるか、大型店を訪ねると、二度手間にならずに済むと思いますよ。

まとめ

  • マウスピースとは、息を楽器に伝える吹き口だけど、選び方が重要。
  • マウスピース選びのポイントは3つだけど、完全に自分に合うマウスピースはない。
  • ヤマハのマウスピースは、ラインナップが充実している。
  • ストークのマウスピースは、リムのフィット感が特徴的。
  • 最後に、マウスピース選びで迷ったら、楽器店など専門の方に尋ねて、納得するまで試奏すること。

納得できるマウスピースの選び方は、本当に難しいです。

ただ、100%自分に合うマウスピースは皆無に等しいので、できるだけ納得できるマウスピースに出遭う為にも、自分の特徴とマウスピースの特徴を把握することは大切ですね。

一昨日より、昨日より、少しでも納得できるマウスピースに出遭えますように。

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