ホルンの理想的なアンブシュアの形とは?直す場合の矯正方法2ステップ

アンブシュア 矯正

ホルンを吹き始めて、そこそこ曲が吹けるようになったなぁと思っていた矢先。

腹式呼吸をしてるのに、なんか自分の音ってちょっと薄っぺらい気がする・・・。

それに、鳴っている音の響きも自分の理想とちょっと違う・・・。

そんな風に思ったりしたこと、ありませんか?

いわゆるスランプってやつですね。

私は長い演奏経験の間、何度かスランプに陥りました。

色々原因を考えた挙句、思い切ってアンブシュアを矯正してみたことがあります。

アンブシュアを矯正するのは勇気がいることなので、その過程を紹介します。

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アンブシュアとは?

アンブシュアとは、管楽器を吹く時の唇や口の周りの形のことです。

よく「アンブシュアは大事!」と言われますが、ぶっちゃけ、アンブシュアって必要なの?って思ったこと、ありませんか?

確かに、アンブシュアを作らなくても、楽器を吹く事はできます。

ただ、長い曲を演奏したい、安定した綺麗な音で演奏したい、と思った時にはアンブシュアを作っておいた方が、唇や口の周りが無駄にバテずに演奏できます。

例えるなら、水泳の泳法を身につけているかいないか、といった感じですね。

泳法を身につけていなくても、一応それなりに泳げるかもしれません。

でも、長く速くきれいに泳ごうと思ったら、泳法を身につけていないと無理ですよね。

アンブシュアを作って身につけるというのは、それと同じことなんです。

ホルンはマウスピースのリムも小さく、ただでさえ音程のコントロールが難しい楽器です。

なので、きちんとしたアンブシュアを身につける事は、ホルンを吹く上でとっても大切なポイントになります。

理想的なアンブシュアの形

ホルンの理想的なアンブシュアってどんな形?というお悩み、ホルン吹きには常につきまといます。

唇の厚さや形・歯並びは人それぞれなのに、一概に言えるの?って疑問も湧きますが、正しく音程をコントロールする為に、理想的とされるアンブシュアの形はあるんです。

まずはアパチュアを真ん中に作ること

ホルンの理想的なアンブシュアの形を作る前提として、まず空気の通り道、アパチュアを真ん中に作る必要があります。

このアパチュアを大きくしたり小さくしたりして、息のコントロールをするので、真ん中に作っておかないと楽器を構えた時に、音がブレたり無駄に空気抵抗が出来たりして、吹きづらくなります。

アパチュアを真ん中に作った上で、理想的なアンブシュアを作ってみましょう。

唇と顎がポイント

因みに、理想的なアンブシュアの形のポイントは、傍から見て少し笑っているように見える事です。

口角を上げるようスマイルを意識して、軽く「ニッ」と唇を横に引きます(この時に、口角を下げると唇全体が安定しないので、上手くアパチュアが作れません。)

そして、ほんのわずかでいいんですが顎を少し下に引いてみましょう。

意識するのが難しかったら、まず唇を横に引いて、片手でピースサインを作ってマウスピース代わりに唇にあててやってみると、うまく顎が引けますよ。

あまり引きすぎると、長い曲を吹く時に疲れることがあるので、顎の引き加減は個人差があって良いと思います。

理想のアンブシュア動画

とても理想的なアンブシュアで吹いている、日フィルの客席首席奏者でもあり、各方面でご活躍されている日本が誇るホルン奏者、丸山勉氏の口元をご覧ください。

口角が少し上がった状態で、顎を少し引き気味にアンブシュアが作られているのが分かりましたか?

また、動画を見て気付いた方もいると思いますが、高音を出す時にもアンブシュアは変わっていないはずです。

高い音を出そうと思って、唇を横に引いたりするとアパチュアが潰れて音が出にくくなってしまうので、注意が必要です。

アンブシュアを直す必要はある?

教則本や、先生・先輩に教わった通りのアンブシュアで吹き始めてそこそこ吹けるようになったものの、何かしっくりこないなぁ・・・と思うようになった時。

そもそも教わったアンブシュアが、最初から自分にあまり馴染まないと感じた時。

などなど、理想的なアンブシュアとはあくまでも「理想」であって、人それぞれ唇の形や歯並び、骨格・それに伴う筋肉の付き方も違うので、理想的なアンブシュアが必ず万人に、常に通じるとは限らないんです。

あと、学生さんに多いんですが、身体の成長段階で歯自体の矯正をする時はもちろんですが、筋肉が一般的には発達するので、アンブシュアを直した方がいいこともあります。

ただ直す時は、新しいアンブシュアで曲を演奏しようと思うと時間がかかるので、合わない理由が決してマウスピースのせいではなく、アンブシュアが理由である事をきちんと見極めてからにしましょう。

アンブシュアの矯正方法2ステップ

アンブシュアを矯正する時の決まった方法は、実はないんです。

というのは、理想的なアンブシュアが必ずしも万人に通じないのと同様です。

例えば、歯並びの善し悪し、また悪いにしてもどの程度悪いのかによって矯正の仕方も異なります。

また、唇の厚さや歯の噛み合わせ具合によっては、アパチュアを真ん中に作れない事もあるかもしれません。

なので、ここではあくまでも、私の矯正方法を紹介します。

因みに、私の口周りのプロフィールはこんな感じです。

歯並び 上:八重歯などなく、比較的綺麗。
下:八重歯はないが、ややガタツキがある。
嚙み合わせ 受け口ではない。
唇の厚さ 上下どちらとも薄く、同じくらいの幅。

矯正前はいわゆる、理想的と言われるアンブシュアで吹いていました。

矯正のステップは次の2ステップです。

①アパチュアを、真ん中よりほんの少し右側に移動させた。

②顎の引き加減を少なめにした。

アパチュアを少し右側に

①は、私のアンブシュアを鏡でよく見た時に、息漏れが生じている事に気付いたんです。

原因を鏡を見ながら考えた時に、歯並びのガタツキが関係していることが分かりました。

息をまっすぐ楽器に伝えることが大切なので、少しアパチュアを移動させた方が音が出やすい事が分かったんです。

顎の引き加減を少なめに

②は、顎を微妙に引きすぎていた為、私の場合は高音になると薄っぺらい音が出てしまっていたんです。

なので、ほんのわずかですが、練習の中で探りながら顎の引き加減を調整して、あまり引かないようにしました。

以上は私の例であって、歯並びがかなり気になる方がアンブシュアを矯正する場合は、基本的にはホルンを専門とする先生に教わる事をお勧めします。

まとめ

  • 理想的なアンブシュアの形とは、唇を引いた時に口角が少し上がった状態で、顎を少し引いた形。
  • アンブシュアを矯正する決まった方法はない。
  • 理想的なアンブシュアの形はあくまでも「理想」であり、絶対的なものではない。
  • アンブシュアの形も、矯正も人それぞれなので、自分に合った理想の形を見つけること。
  • 理想的なアンブシュアで気持ち良く吹いている人を見ると、良いなぁと思うことがあります。

    ただ、ホルンは西洋から入ってきた楽器、元々唇が薄い多くの西洋の方々と違って、日本人は必ずしも唇が薄いとは言えない方々が多いように思えます。

    そこに歯並びが加われば、絶対にこれでなくてはダメ!といったアンブシュアで吹くのは、大変なことかもしれません。

    理想的なアンブシュアで吹くのに限界を感じた時は、矯正を考えてみるのも、ホルン上達への一つの道かもしれません。

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    1件のコメント

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