起こす・興すの違い・意味と使い分け 事業をおこすはどっちを使う?

起こす 興す

「事業をおこす」という場合「起こす」と「興す」どっちを使えばいいか難しいですね。

二つの単語の違いはなんでしょうか。

今回は、「起こす」「興す」の違いについて調べてみました。

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起こすの意味・使い方

「起こす」と聞いてどんな意味を思い浮かべましたか?

一番最初に思い浮かべるのは「朝子供を起こす」というような意味でしょう。

ですが、「起こす」には色々な意味があります。

本当はもっと細かい意味を分けることができるのですが、大きく分類すると

倒れているものを縦にする・目を覚まさせる

例:眠っている子供を起こす。

例:体を起こしてテレビを見る。

物事・事態・動きなどを生じさせる

例:風力を利用して電気を起こす。

例:台風で地滑りを起こした。

例:ちょっとした不注意で事故を起こしてしまった。

新しい物事を始める

例:新しい会社を起こす。

例:ビジネスを起こす

という意味があります。

他にも「畑を起こす」「原稿を起こす」「やる気を起こす」などといった使い方もできます。

このように「起こす」はたくさんの意味を持った言葉なのです。

興すの意味・使い方

「興」この漢字には「さかん」という読み方もあります。

この読み方の通り、再び盛んにするという意味があります。

例:町興しのために花火大会を開催する。

例:没落していた家を興すために努力する。

もう一つ使う場合があります。

それは「新しい物事を始める」場合です。

これは「起こす」の意味の中の3つ目と同じですね。

ですから「事業をおこす」は「起こす」「興す」どちらも使えます。

例:30歳で自分の会社を興した/起こした。

例:新事業を興す/起こすためには、人材も金も足りない。

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起こす・興すの違いは?

まず一番目につく違いは、送り仮名です。

「起こす」は「こ」を書かなければなりませんが、「興す」は「こ」を書きません。

どうしてこのような違いがあるのでしょうか。

違いはペアになる自動詞があるかどうかです。

「起こす」には「起きる」という自動詞があります。

子どもが朝7時に起きる。
朝7時に子供を起こす。

「を」を使うのが他動詞・使わないのが自動詞です。

「町をおこす」とは言いますが「町がおきる」という言葉はありませんから、「興す」の場合は「こ」を書かないんですね。

このような言葉は「別れる」「分かれる」「抑える」「押さえる」などがあります。

「起こす」には上で挙げたようにたくさんの意味がありますが、「興す」の意味は「ふたたび盛んにする」と「新しい物事を始める」の2つだけです。

「事業・会社をおこす」という場合でもどちらを使っても間違いではありません。

つまり「起こす」は広い意味を持っていて「興す」は限定的な意味を持っているということになります。

まとめ

「起こす」の意味はたくさんあります。

どちらも使えるケースもありますが、「興す」しか使えないケースは「町興し」ぐらいです。

ですから、基本的には「起こす」を使ったほうが間違いが少ないでしょう。

ちなみに「風を起こす・電気を起こす」と書きますが、火の場合には、「火を熾す」という漢字を使いますので、気を付けてください。

この記事を書いた人:らはつま

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