全快・全開の違い・意味と使い分け アクセル・パワー「ぜんかい」はどっちの漢字を使う?

全快・全開

よく目にはするけれど、いざ自分が使うとなると「どっち?」と思う漢字、いろいろありますよね。

漢字の意味を考えると、ますますわからなくなる。それが「全快」でしょう。
「快い」何が?

ということで「全快」と「全開」の違いをみてみましょう。

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全快の意味・使い方

「全快」の意味は、ずばり「病気がすっかり治ること」です。

これ以外の意味はありません。日本でできた熟語だそうです。

病気が完全に治る、という言い方にはいろいろあります。

そもそも病気が治ることは「治癒」といいます。

ですから「病気がすっかり治る」は、完治、根治、全治、全癒などがあります。

漢字の意味的には、これらが正しい用法と言えます。

「全快」は、「快癒」という熟語があって、ここから派生したものではないかといわれます。

例:全快に向けて、さまざまな治療をしました。

例:全快祝いのパーティを、ぜひやりましょう。

全開の意味・使い方

「全開」には、いろんな意味があります。

まずは、門や扉、窓などをできる限り開けること。

英語でいえばfull open。

これは、本来の漢字の意味にピッタリあっています。

次には、もてる能力を目いっぱい発揮すること。

「全力」と同じ意味ですね。

例:ドアは全開にするより、半開きの方が、風がよく通ります。

例:頭脳全開で試験に臨んだ。

例:魅力全開のグラビア写真。

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全快・全開の違いは?

「全」は、どちらの熟語も、すっかり、目いっぱいという意味ですから、共通ですね。

ということは、「快」と「開」で意味が分かれます。

それぞれの成り立ちと用法からみてみましょう。

「快」の成り立ち

左のヘンは「心」を表す立心偏です。

右のツクリは、革の手袋。

これで何を示しているかというと、「心が生き生きする」つまり「活」と同じ意味になるそうです。

訓読みでは「こころよい」、まさに気持ちの良い状況を表します。

チョー気持ちいいー、という感じですね。

そこから「全快」、病気がすっかり治って気分もいいよ、という言葉が生まれてきたのでしょう。

用例:
快適、快調、快進撃、快晴、快走、快活、愉快、爽快、痛快

「会心」と「快心」は、意味は同じですが、一般的には「会心」を使います。

「開」の成り立ち

左右両開きの戸を、手で開けようとする状況です。

意味の通りですね。

何かを開ける、というところから、なにかを始める、花が開く、土地や事業を広げる、など、さまざまな意味に派生していきます。

用法例:
開門、開帳、開封、開通、開会式、開花宣言、文明開化、土地開墾、無料開放、大仏開眼、開祖、新開発

まとめ

「全快」は病気がすっかり治ること、そこに限定されます。

病気の不快な症状がなくなって快くなることから、「病気が治った状態」を示すようになったのでしょう。

科学的に治ったかどうかの判断ではなく、心理的な治癒状態を表現したもののようです。

たしかに病気を持っていると心も滅入りますから。「病は気から」って、ほんとですね。

「全開」は、目いっぱい開くという本来の意味に加えて、全力で能力を発揮することが加わります。

ということで「アクセル・パワーぜんかい」は、アクセルを目いっぱい踏み込むこと、そしてエンジンパワーを目いっぱい発揮すること。

つまり「アクセル・パワー全開」ですね。

漢字って、昔から、先人が叡智全開で作り上げてきたものだと、つくづくわかりますね。

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