6月といえば、ジューンブライドの季節。
でも日本ではちょうど梅雨の時期にあたり、「結婚式には不向き」と思っている方も少なくありません。
実は、梅雨ならではの雰囲気や演出を活かした結婚式スタイルもたくさんあります。
今回は、6月の雨の季節でも安心して楽しめる結婚式のアイデアをまとめました。

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梅雨の時期の結婚式が避けられがちな理由
梅雨の結婚式が敬遠されるのには、いくつかの理由があります。
- 雨でロケーションフォトやガーデン演出が制限される
- 湿気で衣装やヘアメイクが崩れやすい
- ゲストの移動や服装の配慮が必要になる
確かに、天気が読めず不便な点もありますが、それ以上に“雨だからこそできる結婚式”もあるのです。
梅雨だからこそ楽しめる!6月の結婚式の魅力
雨が演出するしっとりとした空気感、初夏らしい花々の彩り、室内演出の幅広さ…。
季節感を活かしたオリジナルの結婚式は、ゲストの印象にも残りやすくなります。
また、6月はオフシーズンのため、
- 人気の式場が予約しやすい
- 費用面の割引プランが出ることもある
- 演出や会場装飾にこだわりやすい
といったメリットも大きい季節です。
梅雨におすすめの結婚式スタイル5選
1. 屋内型の結婚式(ホテル・専門式場)
雨天の影響を完全に避けたい場合は、全天候型の式場を選ぶのがベストです。
特にホテルや専門式場は、チャペル・披露宴会場・ゲストの控室がすべて屋内で完結するため移動がラク。
ゲストが雨に濡れる心配もなく、年配の方やお子様連れにもやさしい環境です。
さらに、屋内ならではの魅力として、照明・音響・プロジェクションマッピングなどの演出が自由自在。
たとえば雨の日限定で、キャンドルやライトアップを使って幻想的な空間を演出すれば、ゲストにとっても印象深い一日になります。
2. 和の雰囲気を活かした神前式や料亭婚
雨の音に耳を傾けながら、静寂の中で行う神前式は、日本の伝統美を感じられる格式高い挙式スタイル。
しっとりと濡れた庭園、石畳の参道、緑に映える朱色の神社など、雨だからこそ映える情景が広がります。
和装姿での撮影には、和傘や番傘を取り入れると趣があり、写真にも雰囲気が出ます。
また、料亭婚なら落ち着いた和の空間で、旬の食材を活かした料理でおもてなしができるのも魅力です。
3. フォトウェディング+食事会
「派手な式は避けたいけれど、思い出には残したい」
そんなカップルに人気なのが、フォトウェディングと会食スタイルの組み合わせです。
雨の心配がある梅雨は、屋内スタジオや温室、ガラス張りの施設などでの撮影がおすすめ。
最近は、雨を逆に活かすような“レインフォト”も注目されています。
傘を使ったシーンや、濡れた石畳に反射する光など、幻想的な写真が撮れるチャンスです。
撮影後は、親しい家族や友人との少人数の会食をゆったりと楽しむことで、リラックスした時間を過ごせます。
4. 紫陽花や初夏の花をテーマにした装飾
「季節感のある結婚式にしたい」と考えるなら、紫陽花をテーマにした装飾がぴったり。
淡いブルーやピンク、紫のグラデーションは、雨のしっとりした空気にぴったり調和します。
- ウェルカムスペースに紫陽花の生花を
- テーブル装花やブーケに初夏の草花を
- 招待状や席次表にも「雨と花」のモチーフを
など、トータルコーディネートで統一感を出すとより華やかです。
あえて雨をテーマにして「しずく」「水玉」「透明感」を演出に加えるのも素敵です。
5. ナイトウェディングやキャンドル演出
日が暮れる時間帯の結婚式は、雨天でも屋内演出が主役になるため、梅雨でも安心して実施できます。
特に、ライトアップやキャンドルをふんだんに使った空間演出は、非日常感があり、ゲストにも好評です。
- やわらかい照明のもとで行う人前式
- 食事中のテーブルにキャンドルを配置
- 退場時にはライトを落としてムードあるフィナーレを
といった演出は、しっとりと落ち着いた大人婚にぴったり。
雨の日だからこそ、夜の静けさと光の温もりが引き立ちます。
まとめ
6月の雨は、ただの天候トラブルではありません。
演出次第で、印象的でしっとりと美しい結婚式に仕上げることができます。
「梅雨だから」とあきらめず、季節を味方にした結婚式を考えてみてはいかがでしょうか?