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読み間違いの多い日本語12選
月極
一定の期間(通常1か月単位)で契約を結ぶこと。
駐車場の「月極駐車場」などでよく見かけます。
続柄
家族や親族間の関係を表す言葉。
履歴書や住民票で「続柄」を記載する場合があります。
「ぞくがら」は慣用読み※1。
幅員
道路や橋などの幅を表す言葉。
道路標識などに記載されていることが多いです。
代替
他のものに置き換えることや、代わりとなること。
ビジネスシーンなどでよく使われます。
「だいがえ」は慣用読み※1。
重複
同じものや内容が繰り返されること。
「じゅうふく」は慣用読み※1。
貼付
書類やラベルなどを貼り付けること。
正式な文書や指示書で使用されることが多いです。
「てんぷ」は慣用読み※1。
一段落
一つの区切りがつくこと。
例えば、「仕事が一段落した」といった表現で用いられます。
「ひとだんらく」は慣用読み※1。
年俸
1年間の給与の総額を表す言葉。
スポーツ選手や役員などの契約でよく使われます。
世論
社会全体の意見や考えを指します。
昔は「世論(せろん)」「輿論(よろん)」と別の単語としてありましたが、「輿」が常用漢字でなくなったため、「世論」と書いて「よろん」とも読むようになりました。
あり得る
実際に起こる可能性があること。
伝統的な文法では「ありうる」が正しいとされていますが、口語表現では「ありえる」も広く使われています。
一世一代
生涯に一度の大きな出来事や勝負を指します。
「いっせい-いちだい」と間違いやすいですが、「いっせ-いちだい」が正しい読み方です。
定礎
建物の基礎にあたる石やプレートを指します。
多くの場合、建物の完成時に記念として定礎板が設置されます。
まとめ
いかがでしたか?
これらの言葉は、一見すると簡単そうに思えるものの、意外と読み間違いやすいものばかりです。
正しい読み方と意味を理解しておくことで、日常生活やビジネスシーンでの誤解を防ぐことができます。
また、時代とともに読み方が変化するケースもあります。
例えば、「世論(よろん)」のように、もともと「輿論」だったものが変化したり、「あり得る(ありえる)」のように口語表現が一般化した例もあります。
言葉は生き物のように変化するものなので、適切な場面で使い分けられるよう意識すると良いでしょう。
この機会に、ぜひ自信を持って読めるようにしてみてください!
慣用読み:本来の正しい読み方ではないものの、広く使われるようになったために許容されるようになった読み方