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よく使う言葉だけど、間違いやすい「つく」。
実際の意味と用途について見ていきましょう。
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▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
着くの意味・使い方
意味
目的地や到達点に到着すること。
移動や目標達成の終点を表す。
例文

- 新幹線が名古屋に着く。
- 深海艇が海底に着く。
- 宅配便の荷物が家に着く。
- 飛行機が無事に目的地に着いた。
- 家に着くまであと30分くらい。
付くの意味・使い方
意味
物が他の物に接触・付着すること。
関係・状態が成立すること。
例文

- 真っ白い服に赤ワインのシミが付いてしまった。
- 壁にポスターを貼ろうとしたが、うまく付かない。
- 学習した結果、知識が付いた。
- この家電には1年間のメーカー保証が付いています。
- ケーキには飾りとしてイチゴが付いていた。
点くの意味・使い方
意味
火や電気が点灯する、あるいは点火すること。
例文

- 暗くなったら、センサーライトの明かりが自動的に点いた。
- BBQで着火剤に火を点けた。
- 災害で停電していたが、復旧して街の電灯が一斉に点いた。
- 車のヘッドライトが自動的に点く機能が便利だ。
- アロマキャンドルに火を点けると、良い香りがしてきた。
就くの意味・使い方
意味
特定の職業、役職、役割、または状態に入ること
例文

- 彼は大学を卒業して、新しい仕事に就いた。
- 長年の夢だった教師の職に就くことができた。
- そのポジションに就くためには経験が必要だ。
- 彼は引退後、相談役のポジションに就いた。
- 野球で守備に就いた。
突くの意味・使い方
意味
物理的に押す、刺す、または感情や心に衝撃を与えること
例文

- 棒で相手の肩を軽く突いた。
- ボクシングの試合で相手の顔を何度も突いた。
- 彼の言葉が心の痛いところを突いた。
- 机の角で足を突いてしまい、痛みが走った。
- 魚を捕るためにモリで水中を突いた。
憑くの意味・使い方
意味
霊的な存在が取り憑くこと
例文

- 昔からこの家には何かが憑いていると言われている。
- 悪霊に憑かれる夢を見た。
- 霊媒師が憑いている霊を祓った。
- 気のせいかもしれないが、何かに憑かれたような感覚がした。
- 源氏物語には、葵の上に取り憑く物の怪の話がある。
まとめ
「つく」という言葉は同じ発音でも多くの漢字と意味を持ち、文脈によって適切に使い分けられます。
それぞれの使い方を理解することで、正確な表現が可能になります。
ぜひ例文を活用しながら身につけてください!
ちなみに、
除夜の鐘に代表される鐘は「鐘を撞く」
お正月によく食べる餅は「餅を搗く」
と書きます。
※「搗く」は常用漢字外のため、ひらがなで「餅をつく」と書かれることも多いです。