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生活・暮らし

子供にトイレ掃除をさせるのってどうなの?家・学校でのメリット・デメリット

トイレ掃除 子供

幼い頃、トイレ掃除をした経験はありますか?

私は、小学校の頃、トイレ掃除当番がありましたが、あまり好きではなかったです。

なぜか?

「臭いし、夏場は暑い、冬場は寒い」からです。

ただ、大人になった今、その経験が生きている場面が沢山あるなと思います。

私は、幼児の福祉や教育に10年携わってきましたが、最近の教育現場は、子どもにトイレ掃除をあまりさせない傾向があるように思います。

どうしてでしょうか。

これから、子どもにトイレ掃除をさせるメリットはあるのか一緒に考えていきましょう。

子どもにトイレ掃除をさせるメリット

皆さんにとって、トイレは、どんな場所ですか?

生活していく上で、なくてはならない場所ですよね。

そんな場所が「嫌い!」なんて、もったいないと思いませんか?

大事だと思えるような環境を作っていく事が、まずは一番大切ですね。

家でのトイレ掃除のメリット

自立心が芽生える

ご自宅で、「自分の事は自分でやりなさい!!」なんて、言われた経験ありませんか?

まさに、トイレ掃除をさせる事も自立への第一歩です。

自分の使うところは、自分で掃除をする!

当たり前の事として、トイレ掃除もそう捉えるべきです。

良心を育てる

汚い場所を綺麗にすることは、心も綺麗にすることだと思います。

良い心を育てる事は、善悪を知ることです。

水場には、神様がいるので、善の行為を教えてる最善の場です。

親子で一緒に取り組める

子どもは親の背中を見て育つと言います。

トイレ掃除を子どもと一緒に取り組むことで、親子の時間を作ることが出来ます。

又、お互いに新たな一面や考え方を見つける事が出来るかもしれません。

奉仕の心を育てる

お手伝いをさせることは、奉仕の心を育てます。

思いやりや助け合いは、頼まれてすることではありません。

心から相手を大事に思うからこそ出来る事ですよね。

人間関係は、損得ではなく、愛情で育てていきたいものです。

掃除の仕方を覚える

当たり前ですが、トイレ掃除もやり方を知らないと出来ないです。

社会に出た時やお嫁に行く際、トイレ掃除の仕方を知らないのは、ちょい恥ずかしいです。

親が、トイレ掃除のやり方を子どもに教えるのも大事な教育です。

そこから、親を労わったり、尊敬したりする信頼関係が生まれるかもしれません。

学校でのトイレ掃除のメリット

協調性が身につく

トイレ掃除をお友達と一緒にすることで、協調性が生まれます。

役割分担の知識も身につくでしょう。

思いやりの心が生まれる

皆が使う場所を綺麗にすることで、他人に対する思いやりが生まれます。

自分の為だけでなく、皆の為に奉仕する心を持てる事は素敵な事です。

挨拶が出来るようになる

「ありがとう」と言われたら、誰でも嬉しくなりますね。

トイレ掃除をすることで、感謝の言葉や労いの言葉を教える事が出来ます。

挨拶をする機会が年々減っているからこそ、こういった機会に教えてあげたいですね。

それが感謝の言葉ならなおさらです。

公共意識が高まる

自動販売機でジュースを飲んで缶を捨てようと思ったら、缶が溢れていて捨てられない、なんて経験ありませんか?

その時、あなたならどういう行動をとりますか?

公共の場への意識を皆が持つことは大事な事です。

ちなみに私は、缶を捨てるのを諦めて、家に持って帰ります。

大人がその模範を子どもに見せてあげられる社会にしていきたいです。

子供の教育にはトイレ当時が大事?

子どもの教育には、トイレ掃除が大事だと取り上げている記事をみつけました。

81歳創業者は、なぜトイレを素手で磨くのか

イエローハット創業者で、現在はNPO法人「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎氏(77)は、創業以来続けている清掃活動が広く知られ、93年には「日本を美しくする会」を設立。

現在も街頭清掃活動や、小中学校でのトイレ掃除活動に参加しているそうです。

家でのトイレ掃除のデメリット

さて、こんな良いこと尽くめのトイレ掃除にデメリットなんてあるのでしょうか。

「汚い」という先入観が生まれてしまう

これは、ご自宅だけではないですが、トイレ=汚い場所と思ってしまいがちです。

もちろん、排泄物を出す場所ですから、そう思ってしまっても仕方ない部分はあります。

だからこそ、家庭でのトイレ教育は、とても大事ですね。

感染症の心配

トイレで感染する病気と考えると、ノロウイルスが一番最初に思い浮かびます。

ノロウイルスは、どこから感染するか知っていますか?

トイレ掃除をするから感染するのではなく、掃除した手を洗わずに口に入れてしまったりする事で起きます。

わざと汚物を口に入れる人はいないと思いますが、掃除中に水がはねて見えない間に口に入ってしまったりもするそうです。

トイレ掃除をする際は、菌が飛ばないよう注意をしたり、素手ではなく、ゴム手袋をして行うようにすることをおススメします。

学校でのトイレ掃除のデメリット

強制的になってしまう

当番制にしてしまうと、子どもの都合ではなく、社会の都合で動かなくてはなりません。

協調性は身につくとは思いますが、当番制にすることで強制的と感じて、トイレ掃除が嫌いになってしまう子どもも出てきてしまうかもしれません。

時間がとられる

今は、昔とは違い、習い事や塾などで時間を分単位で動いている子が多くいます。

掃除は、業者に頼んでほしいという意見もあるかもしれません。

感染リスクがある?

排泄物処理を間違えると、病気に感染するリスクはなきにしもあらずでしょう。

トイレのしつけはしっかりする必要はあります。

モンスターペアレント

モンスターペアレントという言葉はいつから生まれたのでしょう。

子どもに対して、過保護になってしまう親御様もいますね。

「うちの子にトイレ掃除させて、菌が入って病気になったらどうするの!?」
なんて、意見も出るかもしれません。

今の教育現場は、色々なところへの配慮が必要なので大変だと思います。

まとめ

1.トイレは生活に欠かせない場所
2.トイレ掃除は、色々な事を学ばせてくれる人間教育の場
3.「汚い場所」の先入観は捨てよう

トイレ掃除は、汚い!面倒くさい!とマイナスイメージが多いですが、「人間教育」をするには、最適な場かもしれません。

まずは、私たち大人からトイレ掃除の考え方を改めてみてもいいですね。

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