10から19を表す「台」と「代」。
「あれ?どちらを使うんだっけ?」と悩んだことはありませんか?
「台」と「代」の違いを見ていきましょう。
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~台の意味・使い方
台には色々な使い方があります。
車や機械を数えるときなんかも使いますが、今回は6時台のように範囲を表す使い方を見てみましょう。
辞書には、代の意味は年齢・値段・時間の範囲を示す語と書いてありますが、広く色々なことに使えます。
例:1万円台
例:20歳台
例:100kg台
例:100万人台
年齢にも使えるのですが、20台ではなく、20歳台のように「歳」を入れなければなりません。
台の前には「歳」「円」「時」のような助数詞や単位が必要です。
20台だと車が20あるみたいですもんね。
~代の意味・使い方
代は年齢の範囲を示す言葉です。
10歳区切りで使います。
年齢が1代とか100代というのは聞きませんね。
例:80代
また時代・現代というように時期の範囲を示すときも使います。
この場合10年単位の場合も、100年単位の場合もまた1000年単位の場合もあるようです。
例:1900年代(1900年~1909年 もしくは 1900年~1999年)
1900年代は20世紀と似ていますが、20世紀は1901年から2000年までです。
開始が一年違うので気を付けてください。
また、「孫子の代」というように、家・位・名前などを継いだ順序を数えるときにも使います。
例:第52代横綱北の富士 勝昭
例:九代目松本幸四郎改め、二代目松本白鸚
~台・~代の違いは?
時間の場合
上で見た通り、時間の場合は「台」を使います。
例:12時10分台
年齢の場合
年齢の場合は台も代も使えますが、少し使い方が違います。
台を使う場合は歳と一緒に使うのが普通ですが、代の場合は使いません。
また、100歳の大台に乗ったというように、100の単位では代は使えず、台を使います。
血圧の場合
では血圧ではどうでしょう。
血圧は台を使います。
正しくは単位を付けて書かなければなりませんが、血圧の単位が難しいので省略することも多いようです。
血圧の単位はmmHgと書きます。
読み方は「水銀柱ミリメートル」または「ミリメートルエッチジー」だそうです。
台には助数詞や単位を付けるのが基本ですが、単位を知らなければつけようがありませんよね。
まとめ
- 台の前には助数詞が来る。例:10%台 1万円台 20歳台
- 代の前には直接数字が来る。例:20代 第3代将軍
- 時代を表す場合は代を使う。例:2000年代
血圧など単位が分からなくて省略する場合もありますが、正式には台の前には単位が必要と覚えましょう。