精神的な疲れをいやす効果として、今、アロマテラピーが注目されています。
リラックスタイムにほっとする香りをかぎ、ここぞ集中したいときに、シャッキリする香りを使用することで、生活にもメリハリがつきます。
でも、「アロマテラピーってどれくらいしたらいいの?」「香りはどれくらい持続するの?」という疑問がでてくると思います。
ここでは、それらについて解説するとともに、香りを持続時間ごとに分けてみたいと思います。
▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
アロマテラピーの時間帯はいつがいい?
時間帯はいつがいいか、これは癒し効果の種類によって変わってきます。
疲れを癒したい
疲れた体を癒したい、こんなときはラベンダーなどの精油がおすすめです。
使う時間帯は家事が全部済んで、あとは寝るだけという時がおすすめ、自律神経の緊張を和らげ、リラックスでき、眠りやすいようになります。
リフレッシュしたい
仕事中、勉強中、気分をリフレッシュしたいときは、ペパーミントやユーカリがおすすめ、ハンカチに数滴落として忍ばせ、リフレッシュしたいときにかぐ方法がいいと思います。
香りの強い精油や周囲の目が気になる場合、トイレの個室で香りを楽しむのがおすすめです。
精油瓶ごと持ち出して、直接香りを楽しむのもおすすめです。
眠気を覚ましたい
なかなか眠気が取れない朝に、グレープフルーツなどのシャッキリした香りをかいでも目覚めに良いです。
逆に、寝る前にレモンやペパーミントを使うと目が冴えて眠りづらくなることもあります。
精油の持続時間ってどれぐらい?
ハンカチに精油を垂らしたり、お風呂で使用しても、時間が経つと香りが蒸発してしまいますよね。
また、次の日に帰宅しても、昨日の香りが部屋に残っていることもあります。
これは、オイルには揮発性があり、オイルによって揮発する時間が違うためです。
この揮発する速度によって精油は「ノート」というもので分類されています。
ノートには、トップノート、ミドルノート、ベースノートという3つに分類されます。
間の長さのものもあります。
これらについて解説していきます。
トップノート
先立ちといわれる、揮発性の最も高いグループ。
仕様直後に揮発します。
ふわっと一気に香りが広がります。
力強いインパクトのある香りです。
柑橘系、草や葉の精油の多くがこのグループです。
持続時間
10~30分ほどしか続かない
該当する精油
オレンジ、グレープフルーツ、ジュニパー、ティーツリー、ニアウリ、パルマローザ、ペパーミント、ベルガモット、マートル、マンダリン、ユーカリ、ユズ、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズマリー
ミドルノート
花の香りのほとんどがこのグループ。
ハートノートとも呼ばれる、トップノートとベースノートの中間になる香りです。
ブレンドオイルを作る場合の心臓部となります。
持続時間
30分から2時間ほど続く
該当する精油
イランイラン、オウシュウアカマツ、カモミール、カルダモン、クラリセージ、クローブ、ジンジャー、ジャスミン、ゼラニウム、タイム・リナロール、ネロリ、プチグレン、バジル、ブラックペッパー、マージョラム、メリッサ、ヤロウ、ローズオットー、ローズ・アブソリュート、ローズウッド
ベースノート
最も揮発速度が遅いグループ。
2時間から半日、長い場合2日くらい香りが残ります。
木部、コケ、樹液の香りがこのグループです。
持続時間
2時間から半日
該当する精油
アンジェリカ、オークモス、サンダルウッド、シダーウッド・アトラス、パチュリー、ヒノキ(木部)、ベチバー、ベンゾイン、ミルラ
ブレンドオイルをつくる場合、
トップノート:ミドルノート:ベースノート=2:2:1
にするとベストです。
使用時間はどれぐらいがいいの?
アロマ専用機器にはタイマーが付いたものが多くあります。
機器によりますが、最短は30分もしくは1時間、最大6時間くらいセットできます。
また、超音波式の場合、水がなくなると自動停止するものがあります。
私の場合、就寝2時間前くらい前からスイッチを入れ、そのまま就寝、自動停止するまで使っています。
テレビで、アロマの香りが認知症に効くという放送をしていましたが、それの場合、24時間使うようです。
機器の安全のためにも、外出中はオフにし、在宅中はずっとつけていてもいいと思います。
ただ、同じ香りを単独で連続1週間使うとあまり良くないようなので、気を付けた方がいいでしょう。
まとめ
- アロマの時間帯は癒しの効果によって異なる
- 精油の持続時間は「ノート」によって異なり、短いものは10分、長いものは半日もつことも
- 使用時間の目安は30分~6時間ほど。ただし連続で同じ香りを使うのは良くない
どうだったでしょうか?
アロマには
・トップノート(10~30分ほど持続)
・ミドルノート(30分から2時間ほど持続)
・ベースノート(2時間から半日)
の3種類の持続時間が異なるアロマオイルがあり、ブレンドして使用する方法が、香り持続に効果があります。
ベースノートは室内に香りが残りやすいので、外出が帰ってくると、それだけで癒されることもあります。
しかし、高濃度で連日使用すると、部屋の香りがきつくなったり、香りに対して鈍感になる可能性もあるので注意が必要です。
また、持続時間もチェックしたくはありますが、トップノートの柑橘系のみをブレンドした香りも素敵です。
お好きな組み合わせを探して、自分だけの香りを作りましょう^^