
ワンちゃんを飼い始めたら、いろいろ楽しいことがありますよね?
その1つがお散歩です。
1人での散歩もいいですが、ワンちゃんと一緒だと、歩く場所も変わるかもしれませんし、何よりも、楽しいものです。
犬好きの方なら、この、理屈なく楽しいという意味が、わかってもらえると思います。
さて、ワンちゃんは、飼い始めてすぐ散歩してもいいのでしょうか?
歩かなかったらどうしたらいいでしょう?
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犬の散歩の重要性

まず、ワンちゃんが、外を歩くということの重要性についてですが、単純に、運動になるからだけじゃないんです。
もちろん、運動不足を防ぐためにも必要ですが、社会性を身につけるのにも、散歩は大切なんです。
家にばかりいるワンちゃんは、どうしても内弁慶で、警戒心が強くなり、何にでも吠えるようになってしまいます。
そして、ワンちゃんは外に出ることにより、いろんなものを見たり、聞いたり、匂いを嗅ぐことにより、脳に刺激を与え、将来、ボケにくくなるようです。
また、中型犬や大型犬であれば、お散歩が十分でないと、ストレスが溜まり、家の家具に八つ当たりしてかじったり、クッションを噛みちぎったりと、問題行動に走りがちです。
ワンちゃんと、飼い主さんがよりいい関係でいるためにも、お散歩はとても大切です。
散歩デビューは何歳から?

よちよち歩きの子犬なら、より一層かわいくて、どこにでも連れて歩きたくなってしまいますし、ついつい散歩にも連れて行きたくなっちゃいますよね?
でも、待ってください。
まだ、早いんです。
子犬のワンちゃんは、生まれてすぐは、お母さんからもらった免疫があります。
生まれてしばらくは、移行抗体が残っていますが、生後45日から150日でそれらが消滅するため、体の弱いワンちゃんを病気から守るため、ワクチンが必要なんです。
ワクチンプログラムといって、2〜3回のワクチンを経て、初めて散歩デビューになります。
ただ、全てのワクチンが終わるのを待ってからだと、せっかく、いろんなものを見たり、吸収できる社交性が身につく時期、外を歩かないことになってしまいますので、できたら、外を歩くのではなく、抱っこをして、外の景色を見せたり、いろんな音に慣れさせるのも大事になってきます。
この際、決して、他の散歩しているワンちゃんと、子犬をあいさつさせたり
しないように、注意してください。
子犬は、私たちが思う以上に、まだ弱いんです。
犬が歩いてくれない!

これ、うちのわんこがまさにそうでした。
抱っこで、いろんなものを見せたり、聞かせてたりしても、怖いものは怖いのでしょう。
無理なんです。急には。
まず、リードに慣れてもらうために、私が試した方法は、家の中で散歩トレーニングです。
リードをつけ、家の中を歩きます。
それだけです。
それでも最初は、リードをつけられる違和感があるのでしょう。
うちのわんこの場合、リードを噛むとかいう反抗はありませんでしたが、動かなくなり、明らかに、不機嫌な顔になっていました。
それでも、ボールや、スナックで気分を盛り上げ、歩く練習をします。
そのうち、渋々でも歩くようになり、のち、普通に歩くようになります。
この部分は、さほど、難しい問題ではありません。
問題は、そんな歩く練習をしてても、外に出てから歩かないことです。
考えられる原因は?
考えられることとして、うちのわんこがそうなんですが、とにかく臆病なことです。
小型犬の場合、特に、見るもの全てが巨大です。外の世界への興味よりも、恐怖が先にきてしまいます。
あとは、最初は歩いていたのに、突然歩かなくなった場合です。この場合、飼い主さんが、歩かないワンちゃんを、抱っこしてあげたりしたことがきっかけで、起こる場合があります。
これは、完全にワンちゃんが甘えてしまい、主導権を握られてしまった結果かもしれません。
突然歩かなくなるのには、あともう1つ。足の関節や肉球などに、怪我している場合です。
対処法

臆病ワンちゃんの場合、うちのわんこに試している例ですが、まず、外が怖いところではなく、楽しいところだということを、とにかく教えることです。
怖がるポイントは、だいたい一緒にいればわかってきますよね?
人が怖い、他のワンちゃんが怖い。車が怖い。
その怖いものから遠ざかったところで、散歩のトレーニングをします。
ここは飼い主さんの根気が必要ですが、人や他のワンちゃんがいない時間帯に、公園に行くとか、工夫が必要です。
まず、そんな環境を整えてあげ、リードはもちろんつけますが、ある程度、公園の中で自由にさせてあげます。
最初は怖がって座り込むかもしれないし、固まって動かなくなるかもしれません。でもそこで、すぐ抱っこはダメです。
待つんです。
自ら、少しでも歩いて、周りの匂いを嗅いだり、ゆっくり歩き出すのを。
公園まで往復、しばらく抱っこをしていったとしても、繰り返しているうちに、恐怖が消え、少しづつ歩くなるようになります。
うちのわんこには効果ありでした。
わがままワンちゃんは?
わがままワンちゃんの場合ですが、途中から歩かなくなったワンちゃん。
これは、本来歩けるワンちゃんなので。
途中で、歩かなくなってしまった場合でも、基本、抱っこは禁止です。
歩かない=抱っこしてもらえると、学習してもらうわけにいかないので。
ただ、無理に動かないワンちゃんを引っ張ると、肉球を傷つけてしまうので、まっすぐに強く引っ張るのではなく、例えば、上に軽くリードを持ち上げて見るとか、横に動かすとかで、少しでもそれで、1歩2歩でも歩いたら、歩いたことに対して、褒めてあげましょう。
歩く=褒められると、覚えてもらうのです。
うちのわんこも、「魔の3歳児」のように、今でも突然、止まります。
それでも、待つことです。
まとめ

ただの散歩ではありますが、犬も人間と同じ。
1匹1匹、性格があります。
穏やかな子もいれば、やんちゃな子も。
それぞれみんな、散歩も千差万別です。
思うようにいかなくても、諦めず、のんびり楽しんでください。