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グルメ

コーヒーの種類と焙煎について

コーヒーは植物的には「アカネ科コフィア属」に分類される樹木の種子を原料としてつくられています。
コーヒー豆の銘柄は生産地から名づけられていることが多く、「ブラジル」や「コロンビア」、「グアテマラ」など国名がそのまま使われたり、産地や発信地となる山や港の名前が使われたりしています。
「キリマンジャロ」も、その由来は南アフリカのタンザニアにある山から名づけられています。
またよく耳にする「ブルーマウンテン」の生産国はジャマイカで、「コーヒーの王様」と呼ばれることもあるほど有名な銘柄です。
その理由は、味の良さだけでなく、ジャマイカ東部にあるブルーマウンテン山脈のごく限られた地域で作られた貴重なものだからです。
美味しさと貴重さを持ち合わせた「ブルーマウンテン」だからこそ、「コーヒーの王様」の称号を得ることができたのですね。

産地別のコーヒー豆の種類

フルーティーな酸味があるものやしっかりとしたコクのあるボディ感を感じるもの、蜂蜜のような果物のような甘い香りがするものなど、コーヒー豆は生産地によってその味わいも個性も様々です。

ここでは、代表的なコーヒー豆の味や香りの特徴をあげてみました。

銘柄 特徴
キリマンジャロ 生産国:タンザニア
強い酸味とコクがあり、甘い香りがする。
「野性味あふれる味」と言われることも。
ブルーマウンテン 生産国:ジャマイカ
調和のとれた味わいと滑らかな喉越し、卓越した香気。すべてのコーヒーの良さを併せ持つ。
モカ 生産国:イエメン、エチオピア
フルーツのような酸味と甘み、コクがある。
ブラジル 生産国:ブラジル
バランスの良い酸味と苦みで万人受けしやすいため、ブレンドのベースに使われることも多い。
グアテマラ 生産国:グアテマラ
果物を思わせるフレッシュな酸味と華やかな甘い香り、豊かなコクがある。
コロンビア 生産国:コロンビア
ナチュラルな甘さと重量あるコクとフルーティーさもあり、バランスの良い味。
コナ 生産国:アメリカ(ハワイ島)
強い酸味と甘い香りでキリマンジャロとブルーマウンテンに並び、「世界三大コーヒー」と称されることもある。
マンデリン 生産国:インドネシア
しっかりとした苦みとコクがあって酸味は控えめで、ボディの強さとハーブやシナモンのような上品な風味がある。

「焙煎」について

コーヒー豆の品種だけでなく、豆の焙煎度や挽き方によっても風味に差が出てきてしまいます。
焙煎は、浅煎りか深煎りかの焙煎度合いによって、酸味とコクのバランスが変わります
焙煎について細かくご紹介したいと思います。

 

生豆を焙煎することで、コーヒー豆に含まれる水分が減少し、コーヒー独特の風味が引き出されます。
焙煎時間によって色や味わい、香りが変化し、焙煎度は浅煎りから深煎りまで8段階に分類されています。
焙煎度が浅いほど酸味を強く感じ、深いほど苦みとコクが増します。

焙煎度 段階 特徴
浅煎り ライトロースト、シナモンロースト まだ香りとコクが浅い段階。一般的にはあまり飲用向きでないとされている。
中煎り ミディアムロースト、ハイロースト ミディアムローストはアメリカンコーヒーのような軽い味わい。
ハイローストはより焙煎度が深いもので、家庭や喫茶店で用いられるコーヒーに多い焙煎度合い。
深煎り シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンロースト 強い苦みと香ばしさ、濃厚な味わいが特徴。
シティロースト、フルシティロースト、イタリアンローストはエスプレッソ向き、フレンチローストはカフェオレやウィンナーコーヒーなどのアレンジメニューに適している。

ちなみに

焙煎3日後のコーヒー豆が飲み頃!
「焙煎したてのコーヒー=鮮度が高い」というのは正しいですが、焙煎直後のコーヒー豆を入れると美味しいのかというと、必ずしもそうではありません。
焙煎直後のコーヒー豆の中にはまだ「ガス」がたくさん残っており、そのガスがコーヒーの粉とお湯との接触を阻害し、コーヒーの成分が抽出されにくい状態になっています。
そのため、ハンドドリップで入れるなら、ガスの放出が落ち着いてくる3日後あたりが飲み頃と言われています。

作りたいコーヒーで豆を選ぶ

一言で「コーヒー」と言っても、ブラックコーヒーだけでなくカフェオレ、エスプレッソ、水出しコーヒーなど様々な種類がありますよね。
それぞれの種類に適したコーヒー豆の選び方についてもご紹介したいと思います。

カフェオレの場合

深煎りで、コクのある豆が適しています。
カフェオレに入れるミルクは乳脂肪分を含んでいて深くコクのある風味なので、コーヒー豆も酸味が控えめで豊かなコクのあるものを選ぶとバランスが取れます。

エスプレッソの場合

中煎り以上で、粉砂糖のような極細挽きにした豆が適しています。
エスプレッソは30秒ほどの短時間で作るため、効率的に抽出するために表面積の大きい極細挽きが良いとされています。

水出しコーヒーの場合

中煎り以上で、細~中挽きの豆が適しています。
温度が低いと、高い時に比べてどうしても香りが立ちにくいため、香り豊かなコーヒー豆がおすすめです。

まとめ

今回は、コーヒー豆の種類や深煎り度についてご紹介しました。
皆さんが自分のお気に入りのコーヒー豆を見つけるときの手助けになってくれると幸いです。