皆さんは紅茶の茶葉の種類で購入する紅茶を選んだりしていますか?
「たくさんあって何を選べばいいかわからない!」という方は少なくないのではないでしょうか。
紅茶の味は、インドやヨーロッパなど産地による味の違いがありますが、収穫時期によっても異なります。
旬に収穫できる茶葉の量は半分以下です。
その旬の時期(なんとたった数週間程度!)というのは雨が少なく、植物にとって過酷な状況であるため、茶樹が葉っぱに栄養=おいしさを蓄えようとするため、その産地の特徴も顕著になるのです。
また、紅茶はさらに各茶園のマネージャーの仕上げ方によっても全く異なる仕上がりなるのです。
もともと中国で生まれたお茶の文化ですが、紅茶がイギリスに渡ってからはヨーロッパを中心に世界で飲まれるようになり、需要が高いことから世界各地で生産されています。
紅茶の種類はすべてを紹介し入れないほどたくさんあるので、今回は代表的な紅茶の種類を紹介したいと思います。
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紅茶の種類について
「アールグレイ」
イギリスで最も愛されている紅茶です。
ブレンドした茶葉に、ベルガモットの柑橘系フレーバーをつけたものです。
イギリスの元首相のチャールズ・グレイさんの名前が付けられた紅茶でもあります。
アイスティーとして飲むのが良いとされています。
「セイロン」
セイロン茶とはスリランカで作られている紅茶の総称で、商標登録されています。
単にセイロンと言っても、いくつもの品種に分かれているので、それぞれご紹介いたします。
「ディンブラ」
セイロン茶と言えばディンブラ、というほど代表的な紅茶です。
さわやかな風味と香り、ちょうどよい苦みのバランスがどんな飲み方にも合います。
「ウバ」
世界三大紅茶の1つであり、ほかの紅茶にはないメントール香(ウバフレーバー)は、わずか数週間のフレバリーシーズンだけのものです。
ストレートで独特の香りが楽しめ、ミルクを入れるとさわやかなミルクティーを楽しめます。
「キャンディ」
コクと渋みが良くも悪くも控えめで、シンプルな味で飲みやすいのが特徴です。
素直でさっぱりとした味わいでとても飲みやすいため、多くの人に好まれています。
「ヌワラエリヤ」
スリランカで最も標高が高く、昼夜の寒暖差も激しい場所で作られている紅茶です。
しかしその気候が独特の渋みと高貴な香りを生み出し、自生するユーカリやミントが紅茶の樹に風味を加えることで、清涼感のある若々しい味になります。
一方で、しっかりした強めな味にもかかわらず、優しい甘みが特徴の紅茶でもあります。
ミルクティーでも飲まれますが、穏やかで上品な味であることからストレート向けだとされています。
「ギャル」
コクのあるどっしりとした味わいで、その強いコクと香りからチャイティーのための茶葉としてもよく用いられています。
「ルフナ」
しっかりと濃い赤茶色の水色と濃厚な味わいが特徴です。
上質なルフナ茶は、独特のモルティーさ(カラメルのような麦芽香)と舌に転がる黒糖のような甘味に、セイロン茶ならではのすっきりとした後味があります。
こちらもチャイティーに使われることが多く、ミルクティー向けです。
「アッサム」
インドの北部で作られる紅茶の総称で、とても濃厚な味であることから、一般的にはミルクティーとして飲まれます。
インド紅茶としては代表的な紅茶だと言えるでしょう。
「ダージリン」
世界三大紅茶の1つで、インドのダージリン地方で生産される紅茶の総称で、とても良い香りであることが最大の特徴だと言えます。
様々な飲み方で楽しめますが、その芳しい香りを楽しむために、ストレートでのむのが一般的です。
この独特の良い香りは標高の高い場所で栽培されることによるものです。
「ニルギリ」
インド南部で生産され、位置的にスリランカに近いことから、セイロン茶と似た優しい味であることが特徴です。
優しく爽やかな香りと程よい渋みがあり、ストレートで飲むだけではなく、いろいろなフレーバーをつけて飲むと美味しいそうです。
そのため、レモンティーやミルクティーとして飲まれることが多いです。
「キームン」
世界三大紅茶の最後の1つで、蘭の花を思わせる香りと、優しい蜜のような甘味を感じられる、とても上品な味で知られています。
中華人民共和国の安徽省祁門県で作られるものだけがキームンと呼ばれ、周辺で作られている紅茶とは明確に区別されている、格式の高い紅茶です。
世界三大紅茶について
それぞれの説明にも書きましたが、世界三大紅茶として以下の3つが呼ばれています。
ウバ:スリランカ
ダージリン:インド
キームン:中華人民共和国
どの紅茶もとても豊かな香りを持ち、国際的な品評会でも品質を認められたものです。
また、3つすべての紅茶が高地で生産されているのが共通点としてあげられます。
まだ飲んだことがない人はぜひ飲んでみてください!
まとめ
様々な紅茶の種類を紹介いたしましたが、気になるものは見つかったでしょうか。
セイロン茶が細かく分かれていることや、世界三大紅茶のことなど知らないことも多かったのではないでしょうか。
皆さんが次に紅茶を買うとき、少しでも皆さんにあった紅茶が買えますように。
今回は、代表的な紅茶の種類についてご紹介しました。