セキセイインコに種類ってあるの?
セキセイインコはセキセイインコ、ではないのでしょうか??
パッと見、セキセイインコはセキセイインコで、種類と言われても「なにをもって種類分けする」のかいまいちピンときませんよね。
セキセイインコは「色」や「模様の入り方」で分類されます。
それ以外の部分・・・みんな同じような大きさ、同じ顔をしています。
でも、色や模様の違いで分類すると・・・5000種類もいるようです!
今日は極めてノーマルなセキセイインコを飼っている私が「セキセイインコの種類」についてご案内いたします~。
▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
セキセイインコの特徴
セキセイインコの大きな特徴は3つあります。
- ながーいシッポ
- 三角のぺたんこクチバシ(あらゆるインコは前に飛び出した”丸い”クチバシですが、セキセイインコは三角のペタっとしたクチバシ)
- ホッペに点々のチーク(オカメインコのような丸い赤いカワイイチークではなく・・・青や白の”特殊”チークですが。)
と、こんなところです。
首から下のお召し物がとってもオシャレです。
(1羽1着しか持っていませんが)ワードローブの豊富さは女性としてはうらやましい限り・・・セキセイインコは衣装持ちなインコさんです。
それでは、セキセイインコのワードローブをご紹介いたします。
ノーマル
セキセイインコの代名詞「ノーマル」です。
頭部から羽根の先一体に、細かく入った「さざなみ模様」が入っていて、繊細な模様がとても美しいです。
模様を除いた部分(地色)は、グリーン、ブルー、イエローです。
そこに、挿し色としてグリーンにはイエローが入り、ブルーにはホワイト(イエロー)、イエローにはイエロー、などとコンビネーションのバランスも見所です。
翼にはブラックで「さざなみ模様」が入ります。
「さざなみ模様の入り方」を変えることで、個人(鳥)のこだわり(?)が現れ、「ワタシはノーマル」「ワタシはオパーリン」と主張します。
ペットショップに行ったら、まずは翼の模様を観察してみてくださいね。
オパーリン
名前の由来は、宝石の「オパール」から来ている「オパーリン」の登場です。
羽根に光沢があることから、輝きのイメージでこの名前が付きました。
オパーリンの特徴は、背中側の「さざなみ模様」に「V字型のスリット」を入っていることです。
まさに「背中の広く開いたドレス」です。
地色はグリーン、ブルー、イエローですが、バイオレット(ブルーよりさらに深いブルー)の子もいます。
レインボー
グリーンとブルーが、一緒に現れているのが「レインボー」です。
ノーマルもオパーリンも、地色がグリーンとブルーにきっちり分かれていましたよね。
レインボーは、その人気の2色を1羽で独り占めしています。
ジャケットとパンツに、それぞれ流行カラーを取り入れた、「オシャレ上級者」です。
ハルクイン
「さざなみ模様」をいう固定概念を、真っ向からひっくり返したのが「ハルクイン」。
「ハッキリとしたさざなみ模様」を「ソフトタッチの斑点」に変え、お腹から下に鮮やかなカラーを入れたのが「ハルクイン」です。
サイケデリックな柄物から、”ゆるふわ”に変え、なおかつ「お腹から下は個性を主張!」そんな感じです。
地色はイエロー、ホワイトで、お腹から下はイエローにはグリーン、ホワイトにはブルーが入ります。
スパングル
パッと見、ノーマルに見えますが、羽根の1枚1枚の模様の入り方に特徴があります。
羽根を縁取るようにカラーが入り、スパンコールの飾りのように見えるのでこの名前が付きました。
分かりやすく言い換えれば、「鯉のぼりのウロコ」に似ていると私は思います。
ルチノー
シンプルイズザベスト!!
イエロー1色のインコで、まったく「さざなみ模様」が入っていない特殊セキセイ。
珍しいタイプで、しかも生まれてくる子はメスがほとんど(三毛猫のオスのようなものです)。
ルチノーの親(特に父親)は、必ずルチノーでなければ生まれてこない、サラブレッドなのです。
ワンポイントは、ホッペに入った「白いチーク」です。
ちなみに、ホワイト1色の場合は「アルビノ」とさらに分類されます。
羽衣
首から背中にかけての羽根が「逆毛」を立てた状態で、それが天女の羽衣のように見えるので「羽衣セキセイインコ」です。
見ようによってはローマ法王のようでもありますし、昨晩の寝相がとんでもなく悪かったインコにも見えます。
これは品種改良によって生まれたインコです。
この特徴的な羽根以外は、ほかのセキセイインコと変わりはありません。お世話の仕方も同じです。
ジャンボ
その名の通り、おおきな体格のセキセイインコです。
ノーマルのセキセイと並べてみると、「親子ですか?」というくらいの違いがあります。
体重もノーマル30~35グラムなのに対し、ジャンボは45~60グラム前後と幅はありますが、大きさの違いはハッキリしています。
頭のカタチが特徴的で、出っ張ったカタチをしています(魚で言えば、コブダイとかナポレオンフィッシュ)。
「ガタイのいいリーゼント野郎」といったところでしょうか。
でも、気持ちはノーマルよりおだやか。
気は優しくて力持ちなんです。
値段はいくら?
気になるお値段ですが。
希少価値の高い種類になればなるほど、値段は上がります。
ノーマルの子でも、2,500円~の値段がつきますしそれが「手乗り」であったりすれば、もう少し値段が上がります。
その時の年(月齢)でも違います。
その為、「この年齢ならいくらで、この種類ならいくら」とは示しにくいです。
安い子では(という言い方はしたくないのですが)2,500円であったり、珍しい子では12,000円の値段が付けられている子もいます。
お店に行ってみて初めて分かります。
どんな性格?
ジャンボセキセイは、ノーマルよりおっとりしていて大人しく、やや孤独を愛する性格をしています。
その他のインコは、種類による性格の違いはあまりないようです。
種類より、その子の個性で違いが出ることの方が多いようですね。
おしゃべりばっかりする子、毛づくろいに余念がない子など、種類より”性格”です。
まとめ
- セキセイインコの種類は「模様」で分けられる
- 種類は多く、細かく分類すれば5000種類になると言われている
- 値段は希少価値や月齢によって様々
- 種類での性格の差はない
- ジャンボセキセイは性格がおだやか
我が家にいるセキセイインコは、グリーンのノーマルです。
普通のインコだし・・・その時かなり成長していたし・・・手乗りでないので・・・お店では「大安売り」されていました。
一緒に飼うマメルリハの友達になってくれるかなと思って、連れて帰りました。
翌日カゴを見ると、セキセイがマメルリハの毛づくろいをして、すっかり友達になってくれていました。
いまでも、マメルリハはセキセイのことを親分だと思っているようで、よくセキセイの後をついて飛んでいます。
どんくさいマメルリハの面倒をみる、フトコロの深い”親分肌”のようです。
みなさんのところに来るセキセイインコはどんな子なんでしょうか。
きっとどの子にも、いいところがあるはずですよ!