散歩をしていて、突然ワンちゃんが歩かなくなることありませんか?
特に、普段元気で歩いているワンちゃんが、突然歩くのを拒否。
飼い主さんもどうしていいか、対応に悩むこともあると思います。
よーく、ワンちゃんを観察してみてください。
ワンちゃんが飼い主さんに、訴えかけていることがあるかもしれません。
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犬が散歩で歩かない理由3つ
まず、ワンちゃんが歩かない理由は、それぞれワンちゃんによって違ってきますよね。多い理由をまずご紹介します。
進む先のどこかで、嫌な思い出がある
これは結構あるパターンだと思います。
以前に大きな音がして怖かったとか、相性の合わないワンちゃんに吠えられたとか。
ワンちゃんは記憶力がいいんです。
ただのわがままワンちゃん
これは、飼い主さんのしつけの問題かもしれません。
ワンちゃんと飼い主さんの関係が逆になってしまっていると、飼い主さんが進みたい方向と、ワンちゃんの判断が違えば、当然、ワンちゃんはストライキ体制に入ります。
具合が悪い・どこかが痛い
どんなに散歩大好きワンちゃんも、具合が悪かったり、どこかが痛ければ歩けません。
この理由で歩けないという時は、深刻です。
ワンちゃんは本能的に、少しぐらい調子が悪くても、それを見せません。
弱っていると悟られると、敵に襲われると考え、よっぽどじゃない限り、普通を装います。
散歩で歩けないくらいというのは、よっぽどどこかが悪いサインです。
歩かない理由が、健康上の問題というのは、最も嫌な理由ですよね。
飼い主さんが常に、気にしなければならないことの1つなので、今回は、ワンちゃんの病気や怪我についてフォーカスしてみたいと思います。
考えられる4つの病気
1番あって欲しくない、病気や怪我で歩かないということ。
それは、散歩に出る前からのこともあるし、散歩中突然起こることもあります。
どういう病気や怪我が起こり得るのでしょうか?
食べてはいけないものを拾い食い
普段いつもと変わらず、散歩しているつもりでも、飼い主さんにしてみれば、全くいつもと同じ景色。
でも、地面をクンクンしながら歩いているワンちゃんには、いつもと同じとは限りません。
美味しそうな匂いがして、何か変わった匂いがして。
そんな理由で、道端や草むらに落ちていたものを、ワンちゃんはパクッと口に入れてしまう可能性があります。
それは、ワンちゃんに毒になる食べ物かもしれませんし、そもそも食べ物じゃなく、何かの薬品だったりすることも。
場合によっては、毒性のある植物を口にしてしまうこともあります。
肉球や爪は大丈夫ですか?
どんなに歩きたくても、ワンちゃんの肉球が傷ついていれば、歩きたくても歩けません。
小石や何か鋭いもので傷はついていませんか?
暑い日に散歩して、肉球が火傷していませんか?
また、爪が何かの拍子で削れたり、割れたりしていませんか?
実は、散歩に出る前から具合が悪かった?
具合が悪いのを我慢していたワンちゃん。
大好きな散歩。
とりあえず、嬉しいフリをして出てはみたけど、やっぱり具合が悪くて歩けない。
特に呼吸器や心臓に不調があれば、散歩をすることで、息が上がり、心拍数も上がります。
なので、散歩の前は我慢できていても、だんだんと動いていると、我慢できなくなってきます。
椎間板ヘルニア?関節炎?
いきなり元気がなく歩かなくなったとか、小刻みに震えるといった症状をみせて動かなくなった時は、軽く体を触ったり、抱っこしてみてください。
キャンと鳴いたり、触られるのを嫌がるようであれば、椎間板ヘルニアか、歩いている時に、何かの拍子に関節を痛めた可能性があります。
病気の予防・対策5つ
拾い食いさせないように
ワンちゃんは、匂いを嗅いだり、口に入れることで、そのものを判断する特性があります。
ただそれをやられてしまうと、命に関わることにもなりかねないので、これは、トイレのトレーニング以上に、真剣に取り組んでください。
2.驚いたワンちゃんは飼い主さんをみますね。(アイコンタクトをちゃんと取りましょう)
3.「ダメ」を聞いて、口に物を入れなかったご褒美をあげます。
これを繰り返すことで、「ダメ」の合図で飼い主さんを見るといいことが起きると理解してくれます。
手遅れで口に入れちゃったら
万が一、間に合わず口に入れてしまった場合、かわいそうでも何でも、口に手を入れ、掻き出してください。
ワンちゃんにはたまらなく嫌なことだと思いますが、選択の余地はありません。
外で何かを口に入れると、嫌なことをされるとどんどん学習してもらいましょう。
肉球と爪は大事にしてください。
肉球は怪我してしまうと、治りにくいです。
丈夫に見えても、怪我するときはします。
まず、無理にリードを引っ張ったり、暑い日に無理して散歩に行かないようにしましょう。
また、爪も気にかけてください。
稀に、走ってて削れたり、爪が一部割れたりして出血することがあります。
そうなっても、爪が伸びてくるまで時間がかかりますので、砂利道や凸凹の多い道は極力避けて散歩しましょう。
呼吸器・心臓の病気
もしかしたら、散歩に行く前から体調は悪かったのかもしれません。
わからずに散歩に出て、突然歩かなくなったワンちゃん。
よく見てください。
もし、乾いたような空咳をしていませんか?
呼吸が苦しそうで、咳をしているようであれば、呼吸器の疾患の可能性があります。
また、同じように咳をしていて、舌が紫色になっているようであれば、心臓の疾患の可能性もあります。
いずれにせよ、緊急を要しますので、散歩を切り上げ、即、病院へ走ってください。
椎間板ヘルニア・関節炎
散歩に行って、椎間板ヘルニアに、突然なるということはないかと思いますが、くすぶっていたものが悪化することはあり得ます。
この場合は、無理に歩かせてはいけません。
また、関節炎に関しても同じで、もともと何かが原因で、痛み出していたものが、散歩で歩いたことで、悪化することがあります。
もしくは、散歩中にどこかで痛めた可能性もあります。
どちらのケースでも、無理に歩いて家路につこうとせず、抱っこ、もしくは家族の助けを借り、その場から病院へ急ぎましょう。
まとめ
2.拾い食いは、何があっても絶対阻止してください。
3.病気や怪我が考えられるときは、素人判断せずに、迷わず病院へ。
幸いなことに、うちのわんこは、散歩中の病気や怪我はなく、今に至ります。
実際、突然どこかを痛がって歩かなくなるとか、飼い主としては慌てますよね。
散歩に出る前に、軽く、自分のワンちゃんの健康チェックをしてから、出かけるのも大切かもしれませんね。