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仕事・資格

AWS 認定 ソリューションアーキテクトアソシエイト 受験体験記 ~その1~

基本情報 (受験当時)

試験名 AWS 認定 ソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)
言語 英語、フランス語 (フランス)、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語 (ブラジル)、簡体字中国語、スペイン語 (ラテンアメリカ)、スペイン語(スペイン)および、繁体字中国語
問題数 65問
出題形式 複数選択または複数応答のいずれか
試験時間 130分
料金 16,500円 (税込) (150USD)
(今回、キャンペーンが実施されていたため半額の8250円で受験できました)
受験時期 2023年8月18日
受験結果 合格

試験準備

準備期間

7月上旬~8月上旬
平日1時間、休日2時間程度 総学習時間 70時間程度

学習開始時の知識

AWSクラウドプラクティショナーレベルの知識

学習方法

※前提知識として、AWSクラウドプラクティショナーレベルの知識がついていること。
①公式Web教材(動画)

②問題集 (3種)

③公式模試

①公式Web教材(動画)
◆Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Associate (Digital)(日本語)
お勧め度:A
公式がSAA試験向けに出している、大まかな試験範囲と出題傾向についての解説動画です。
短めなので、一通り視聴して試験概要を把握するのに利用しました。
SAAを受けるにあたって出題されるサービスの範囲や、出題のされ方について解説されているため、まずは視聴して試験対策の指針を定めることをお勧めします
Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Associate
値段:無料
※利用には無料のアカウント登録が必要

②問題集 (WEB教材)
◆AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
お勧め度:B
クラウドプラクティショナー対策でもおなじみのサイトのSAA対策版です。
用意されている問題数は多いものの、実践的な問題ではなかったり情報が古かったり、選択肢の解説が不十分だったりすることからBとしました。
問題ごとについているコメント欄で、他のサイト利用者から色んな情報が付加されていることがあるのでコメント欄まで見るとベターかと思います。
時々荒れているのはご愛嬌。
AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
値段:無料

◆練習問題(問題集) AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト
お勧め度:A
76問と用意されている問題は少ないですが、1問1問がサービスごとの特徴や似たサービスとの違いなどにフォーカスされていて、対策・暗記する上での着目するポイントがまとまっている印象を受けました。
解説部分に参考としてAWS公式の問題関連サービスへのリンクがついていることもグッド。
練習問題(問題集) AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト
値段:無料

◆Ping-t 最強WEB問題集(SAA-C03)
お勧め度:S
これがなかったら合格してなかったかもしれない、そのくらいお世話になったサイトです。足を向けて寝られません。
「SAA 対策 サイト」で検索してもこのサイトの検索順位が低いのはなぜなのか不思議です。
利用は今のところ無料ですが、料金を取ってもいいレベルであると感じました。

出題範囲の分野ごとの問題が用意されています。
中でも、「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」の分野の問題は実際の本試験で出題されるような、長文かつ複数サービスを組み合わせた形式での出題ですので、ストレートにSAA試験対策になります。
その上、演習をする際には、問題集に用意されている問題の中で一度の演習で解く問題数を任意に決めることができ、出題する内容も分野ごと・未出題のもの・既出題のもの・ミスしたものといった条件を決めて解くことができます。
このサイトの問題をまず1周し、その後ミスを少しずつ潰していきました。
筆者の場合、ミスした問題すべてを再確認したわけではないですが、少なくとも試験レベルの分野の問題は全問正解するところまで持っていったうえで受験しました。
Ping-t 最強WEB問題集(SAA-C03)
値段:無料
※利用には無料のアカウント登録が必要

その他、必要に応じて市販の参考書・問題集・Udemyなどの有料Web教材をお好みで使ってもいいです。(筆者は上にあげたものしか使っていないので、これらだけでも充分合格は狙えるはず)

③公式模試
お勧め度:A
本番の受験形式で受験が可能なので、受験直前のシミュレーションとして。
何度も受験は可能ですが、全20問分しかありません。
最大限活用するために、全問正解かつ正解・不正解の理由もセットで答えられる状態まで持っていくのが理想です。
なお、正解・不正解だった問題やその解説も一緒についているので期待以上の親切設計ですが、相変わらず日本語表現が怪しい部分があるうえ、その解説で合っているのか?という問題も一部ありました
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 – Japanese)
値段:無料
※利用には無料のアカウント登録が必要

試験について

時間

長文形式が65題出題されるためそこそこ時間はかかります。
筆者の受験時は一つ一つの問題の理解に時間がかかってしまったので、1周解き終わるのに100分ほどかかり、残りの30分で見直しという感じでした。
その代わり、後から見直して回答を修正した問題は2、3問程度だったように思います。

問題の内容

クラウドプラクティショナーと同様、英語の問題を日本語に訳したものとなるので、問題文に若干癖ありです。 (原文である英語版も試験中確認可能)
クラウドプラクティショナー試験では、AWSサービスの初学者として単一のサービスや概念についての理解を問うような一問一答的な問題が多かったと思いますが、SAAでは受験者はソリューションアーキテクトであるという前提があります。
そのため、出題される問題もその前提を反映し、まずあるシチュエーションとクライアントの要望が設定されていて、複数のサービスを組み合わせてクライアントを満足させる提案として正しいものを選べ、という長文形式(選択式回答)で出題がなされます
以上から、サービスごとの違いが分かっているだけではダメで、このシチュエーションにはこの回答、あの要望にはあれらのサービスの組み合わせ、などと頭の中で問題に対するパターンを用意する必要があります。
シチュエーション・クライアントの要望と、それに対する回答としてのサービス(の組み合わせ)の典型例のセットを頭の中にどれだけ入れておけるかの勝負となります

出題形式

クラウドプラクティショナーと同じ、単一(一部複数)選択式回答の出題形式です。
回答中に確認フラグを付けて最後に戻ってくる目印にすることや、未回答・回答選択不足を確認すること、回答中の英語原文での問題確認が可能であることもクラウドプラクティショナーと同じです。

全体の感想

怪しいと思った問題は確認フラグを付けて後から戻れるようにしておくのが重要ということはクラウドプラクティショナーと変わりません。
注意しておくことは、上でも書きましたがクライアントの要望を満たすサービスの組合せはどれか、というパターンを頭に叩き込んでおくこと、また、似たサービスの違いをチェックしておくことです。
例えば、AWS Elastic BeanstalkとAWS CloudFormationは、どちらもAWSのリソース構築を手助けしてくれる似たようなサービスを提供していますが、それぞれどのような違いがあって、どのような問題設定の時に利用できるのか、ということを一つ一つ覚えていくことが合格に繋がります。
Ping-tや、その他の教材で基本的な知識を集め、Ping-tの試験レベルの問題を答えられるパターンを頭に入れておき、公式の模試で実際に出題される形式や問題の粒度を確認する、この流れで学習を進めるとスムーズに対策を進められると思います。