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仕事・資格

10日間でITパスポートに合格した勉強法~ITパスポート受験体験記その3~

基本情報 (受験当時)

試験名 ITパスポート
問題数 100問
出題形式 四肢択一式(CBT方式)
試験時間 120分
料金 5,700円 (税込)
受験時期 2021年7月
受験結果 合格


ITパスポート試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施し、経済産業省が認定する日本の国家試験です。
受験資格はなく、誰でも受験できます
実際に応募した人の総数約97万人のうち、社会人が59%、学生が41%となっています。
また、社会人のうち、IT業界に勤めている人が43%、その他の業界に勤めている人は57%です。
出題傾向を把握し、きちんと勉強すれば誰でも合格できます。(合格率は平均50%)

勉強方法

10日間という短い時間の中で、以下のように学習を進めました。
勉強時間は1日3~4時間程度です。

テキストを読む(7日間)

「令和2年度いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」

テキストを選ぶ際、圧倒的人気No.1だったこちらを購入しました。
これから購入を考えている方は、こちらの最新版テキストのご購入をおすすめします。
テキストは全481ページ。
1日平均70~80ページ読み進め、1週間かけて1冊読み終えました。

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おすすめポイント①「わかりやすさ」

タイトルに”いちばんやさしい”とあるように、とにかくわかりやすいです。
ITの基礎知識とはいえ、文章だけでは理解し難い部分が多々出てきます。
こちらのテキストでは、そういったイメージしづらいような部分を、日常生活のものに例えたり、シンプルな図やイラストを用いて、初心者にもわかりやすく解説しています。

おすすめポイント②「出る順問題集」

各章の終わりには、”出る順問題集”パートがあります。
その名の通り、過去問が試験に出やすい順番に出題されています。
効率良く点数を上げることが出来るうえ、”苦手な章の問題だけを集中的に解きたい”という時にもおすすめです。

おすすめポイント③「重要用語集」

テキストの最後に ”寝る前10分&試験直前に効果的!重要用語を総復習!”というページがあり、全章の重要用語がわずか6ページに凝縮されています。
こちらのページだけで、暗記物はある程度の概要を掴むことができます。
時間があまり無いという方に特におすすめです。

感想

私は最初から最後まで、テキストを順番通り読み進めました。
時間が足りず1周しか出来ませんでしたが、テキストにも書いてある通り2~3周はした方が良いかと思います。
情報量が多く、正直1周だけでは忘れてしまうことがほとんどです。
おすすめポイント③で紹介した重要用語集でなんとかカバーしましたが、テキストを繰り返し通読する方が確実です。

過去問を解く(3日間)

1日100問前後の過去問を解きました。
過去問サイトやアプリは沢山ありますが、以下のサイトをおすすめします。
「過去問道場  ITパスポート試験ドットコム」

おすすめポイント①「得意・不得意な分野が視覚的にわかる」

過去問を解いていくと正答率がリアルタイムで表示されます。
その正答率の横にある”成績表”ボタンを押下すると、それぞれの”分野”ごとの正答率、分野をさらに分けた”分類”での正答率が棒グラフで表示されます。
不得意な分野だけでなく、正答率の低い章も視覚的にわかるので、よりピンポイントで自分の苦手な部分を絞ることができます。

おすすめポイント②「問題をカスタマイズできる」

試験は広範なため、苦手な部分は人それぞれ違ってくるかと思います。
是非そこで活用していただきたいのがオプション機能です。
計算問題のみ、ストラテジ系のみ、この年代のみ、など自分が集中して解きたい問題のみに絞ることができます
これにより、効果的に得点率アップを目指すことができます。

おすすめポイント③「解説がわかりやすい」

過去問サイトには、解説が短かくて分かりにくいものも多い印象を受けます。
しかし、こちらのサイトは比較的丁寧な解説なので、間違えた箇所も十分理解を深めることが出来たと感じています。

感想

まずはランダムに問題を100問程度解き、成績表で苦手な部分を絞り出してから、オプションを用いて正答率の低い箇所を集中的に解きました。
テキストよりも効率的に得点アップが狙えるので、もう少し過去問に学習時間を割くべきだったと後悔しています。

試験について

試験内容

CBT方式というコンピュータを使った試験形式です。
問題は4つの選択肢から正解を1つ選ぶ「四肢択一式」で出題されます。

合格基準

以下の2つの条件を満たす必要があります。

条件1
 全体で 60%(600/1000点)以上 正解すること。

条件2
 下記分野で それぞれ30%(300/1000点)以上 合格すること。
 – ストラテジ系
 – マネジメント系
 – テクノロジ系

合否発表

試験終了後、画面に点数が表示されます。
上記の2つの条件を満たしていれば、見事合格となります。

試験を受けてみての感想

試験に合格はしたものの、短い学習時間に比例し、結果は合格点数(600点)ぎりぎりの704点でした。
高得点を目指している方、IT基礎知識への理解を深めたいという方には、10日間という学習時間は少なすぎると思います。
合格に必要な学習時間は100時間と言われていますが、今回の勉強時間は最低でも60時間足りていません。
しかし、紹介させていただいたテキストや過去問サイトは非常におすすめなので、是非参考にして頂けると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。