ワンちゃんって、クンクン、クンクン、いろんな物の匂いを嗅ぐの好きですよね。
うちのわんこもそうです。
散歩中、ウキウキしながら匂いをクンクン嗅いでいます。
みなさんのワンちゃんはいかがですか?
思う存分クンクンさせていますか?
それともクンクン禁止ですか?
ワンちゃんがいろんなものの匂いを嗅ぐには、理由がちゃんとあるの、ご存知ですか?
▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
犬はなぜ匂いを嗅ぐの?
本能的な行動
これは、ワンちゃん自身の本能から来ている行動なんです。
犬は、匂いの種類にもよりますが、刺激のある匂いなら人の1億倍嗅覚が優れているそうです。
匂いを嗅ぐことで、いろんな情報集めをしています。
一説では、匂いだけで、その匂いはどこから来て、どんな人(犬)の匂いかまで分析できるといいます。
また、匂いを嗅ぐという行為は、脳細胞の活性化につながり、将来のボケ防止にもなるそうです。
匂いを嗅ぐことで、自分の散歩コースを誰が歩いたか、どんな草が生えているか、小さな虫や、風の匂いを嗅ぎ、おそらく、ワンちゃんには、毎日違う匂いなのではないでしょうか?
匂いを嗅いで、自然を感じ、思い切り外を楽しんでいるんです。
縄張り争い
他のワンちゃんのおしっこの匂いがある場合、その匂いから、相手のワンちゃんの情報集めをします。
ワンちゃんの大きさ、年齢、性別、自分より強いか、弱いか。
そこで、自分より弱いと判断した場合、縄張り争いです。
そのおしっこの上に、自分のおしっこをかけ返します。
注意!匂いを嗅いではいけない場所
じゃあ、ワンちゃんは匂いを嗅いで楽しんでいるし、いつ、どこでクンクンしてもいいの?
できれば、そうさせてあげたいのですが、そうでもないんです。
いくつか、気をつけたいポイントがあります。
おしっこして欲しくない場所では、匂いを嗅がせない
ワンちゃんの性質上、匂いをクンクン嗅ぎ始め、そこに、他のワンちゃんの匂いがあったら、そのワンちゃんも、おしっこする可能性はかなりあります。
なので、例えば、おしっこしてもらいたくない場所では、最初からクンクン匂いを嗅ぐ体勢を、作らせないようにしましょう。
車が駐車している(いた)場所では、匂いを嗅がせない。
車の水冷エンジンの一部など、内部を循環する冷却水(クーラント)の一種なんですが、これ、ワンちゃんには猛毒で、しかも、なにやら甘い匂いがするとかで、舐めて亡くなってしまったワンちゃんや猫ちゃんのニュースをたまに見ることがあります。
車があるところ、常にそのクーラントがあるとは限りませんが、それ以外にも、車にはガソリンやいろんな薬品を使っています。
近づかないことが1番です。
(地域限定)畑の横は注意
地域限定ではありますが。
田舎に住んでいると、散歩コースの中に、畑の風景があったりしませんか?
その農家さんによっても違うと思いますが、中には、季節季節で、畑の畦道や農道に除草剤を撒いている場合があります。
ワンちゃんには猛毒ですから、要注意です。
このように、散歩のマナーとして、またワンちゃんを守るために、匂いを嗅がせてはいけない場所があるということを覚えておいてください。
匂いを嗅ぐのをやめさせる方法4選
メリハリをつけて匂いを嗅がせる
散歩中、終始匂いを嗅ぐことを禁止にしたら、ワンちゃんには残酷な話です。
匂いを嗅ぐのは、ワンちゃんの楽しみの1つでもあります。
散歩中、ここはOKという場所で、思い切りクンクンさせましょう。
飼い主さんの時間が許す限り、そこで遊んでもらいます。
そうすると、ワンちゃんの気も収まり、他のところでクンクンしそうになっても、割とスムーズに飼い主さんのいうことを聞いて、動いてくれます。
タイミングが大事
ワンちゃんが、クンクン匂いを嗅ぎ始めてからだと、いくら飼い主さんが止めてもなかなかやめてくれません。
なぜなら、もう匂いに集中してしまっているからです。
匂いを嗅いで欲しくない場所では、ワンちゃんがそういうそぶりを見せる前に、その場から去るように、飼い主さんがうまく誘導しましょう。
しつけの見直し
ワンちゃんは名前を呼ばれたら、飼い主さんとアイコンタクトを取れるようになっていますか?
もしまだであれば、そこからです。
散歩の基本として、どんな状況であっても、名前を呼ばれたらアイコンタクトをとる。
それができるようになれば、名前を呼んで、飼い主さんを見ることで、集中力が一瞬切れます。
切れた瞬間にあとは、飼い主さんが歩き出せば良いのです。
お菓子で釣る
どうしても匂いを嗅いでばかりで、一向に散歩にならない。
そんなワンちゃんには、どうにかして、気を別の方に向ける必要があります。
おもちゃも使える方法とは思いますが、1番手っ取り早いのは、お菓子です。
お菓子で、ワンちゃんの興味をそらします。
まとめ
2.匂いを嗅いではいけない場所に気をつけましょう。
3.匂いを嗅いでもらいたくない場所では、嗅いでいい場所で思い切り発散させ、ダメな場所では、飼い主さんがうまくワンちゃんを誘導しましょう。
人よりも1億倍も嗅覚が優れていたら、クンクン匂い嗅ぎたくなる気持ち、わからなくもないような・・
ただ、そうすることで、誰かに迷惑がかかったり、ワンちゃんが病気になったら大変です。
飼い主さんがきちんと判断して、ワンちゃんとの散歩を楽しんでくださいね。