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相手の安全を願う「ご安全に」という言葉ですが、これはどこから来た言葉なのでしょうか。
また、どうやって使ったらよいのでしょう。
今回は、「ご安全に」の由来と使い方についてご紹介したいと思います。
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「ご安全に」の意味・使い方は?
「ご安全に」は建設業や製造業など、危険な作業が伴う業界で安全意識の高揚・喚起するために、挨拶運動として展開した安全活動です。
相手だけでなく、自分自身も安全に・無事に1日を終えられるよう、お互い「ご安全に!」と声を掛け、気を引き締める時に使います。
「ご安全に」の由来は?
「ご安全に」は、ドイツの炭鉱夫たちの間で使用されていた「ご無事で!(Gluck auf,グリュックアウフ)」という挨拶が由来とされています。
1953年、この挨拶を住友金属工業株式会社(現・日本製鉄)製鋼所製鋼課の大中副長(当時の役職)が持ち帰り、安全啓発策として、「ご安全に!」を挨拶言葉にするよう提言したことが日本で広まった始まりだそうです。
2007年には、厚生労働省が「建設業に働く若者からのメッセージ」を募集したところ、「今日もご安全に!!」が厚生労働大臣賞に輝きました。
まとめ
- 「ご安全に」は安全意識の高揚・喚起するために挨拶運動として展開した安全活動
- 「ご無事で!(Gluck auf,グリュックアウフ)」というドイツの挨拶が由来
今回は、「ご安全に」の意味についてご紹介しました。
皆様、今日も一日「ご安全に!」
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