僕は大学生の頃4年間居酒屋でアルバイトをしていて、バイトリーダーとしてホール・キッチン両方を経験しました。
小規模チェーンのお店だったので、大手チェーンや他の店舗ではまた違ってくるかもしれませんが、ホールとキッチンはどちらが楽なのか、僕の経験則に基づいて書いてみたいと思います。
これからアルバイトをしようと考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
▼目次(クリックで見出しへジャンプ)
ホールの主な仕事
・席へのご案内
・オーダーを聞く
・ドリンクを作る
・注文されたドリンクや料理を持って行く
・お会計
・お見送り
・席の片付け
・掃除
居酒屋に行ったことがある方なら必ず接するのでイメージしやすいと思います。
仕事内容を端的に言うと、「注文を聞いて、それを持って行く」というのがメインです。
また、キッチンがやる所もありますが、僕がいた居酒屋では主にホールの人がドリンクを作ってました。
その他お客さんがいない時は、コースのお通しを並べたり箸を置いたりなど、席の準備をします。
お客さんが帰った後は席の片付けですね。
その他、お客さんが少なくてやることが無い時は、部屋やトイレの掃除なんかをしてました。
ホールの楽なところ
お客さんが来なかったり、いても一通り注文してゆっくりされている時は、ほぼすることがありません(笑)。
なので、ちょっとやらしい言い方になりますが、そこに存在しているだけで時給が発生します。
他にホールのバイトがいれば話したりも出来ますし、そういう面では楽だと思います。
キッチンはお客さんがいない時でも、仕込みなどの仕事がありますからね。
ホールの大変なところ
ホールは接客業ですし、居酒屋ではお酒を提供しますので、やっぱりお客さんから絡まれます。
楽しく酔ってる場合ならまだいいのですが、悪酔いしていたり、料理が遅いなどのクレームに対処するのもホールの仕事になります。
(料理を作っているのはキッチンなのに…。)
女性の場合だと、セクハラされたりする危険もありますね。
また、お客さんが酔い過ぎて吐いてしまった場合は、それを掃除するのもホールの役目です。
キッチンの主な仕事
・調理
・洗い物
・掃除
キッチンはあまり表に出ることはありませんが、仕事内容は想像されているものと大きく違わないと思います。
コースや標準メニューの仕込みをして、オーダーが入ればそれを作ります。
ホールの人から食べ終わった皿やグラスが運ばれてくるので、空いた時間にそれを洗う形ですね。
キッチンもホール同様、暇な時は換気扇やシンクなどの掃除をしてました。
キッチンの楽なところ
ホールの大変なところと被りますが、やはりお客さんと接しなくていいのは精神的にかなり楽です。
こちらのミスの矛先もホールの人へ向くので、怒られることがあまりありません。
また、楽かどうかはわかりませんが、けっこうつまみ食い出来ます(笑)。
キッチンの大変なところ
注文を聞くよりも、当然それを作るほうが時間が掛かります。
なので、一気に注文が入った時はかなり忙しいです。
あと、フライパンやフライヤーなど熱気がすごいので、夏場はめちゃくちゃ暑いです。
また、常に同じ空間にいるので、店長や他のキッチンの人と馬が合わない場合は、かなりキツイと思います。
結論!ホールとキッチン楽なのは〇〇!
というわけで、ホールとキッチンの楽なところ、大変なところを見てきましたがいかがだったでしょうか?
バイトと言えどもお金をいただいて働いているわけなので、楽な仕事などこの世には存在しません!
…という感じで波風立たないまとめ方してもいいんですが、これを読んでくれた方はそんな意見は求めていないでしょう。
なので、あくまで僕個人の意見になりますが、述べておきたいと思います。
居酒屋のバイトで楽なのは、「キッチン」です。
どちらもそこそこしんどいんですが、やっぱりホールで人と接するのはすごくエネルギーを使います。
とても良いお客さんも多く、その分やりがいもあるのですが、絡まれたり、怒られたり、吐かれたり、そういったマイナス時のダメージがでか過ぎるのが決め手ですね。
まとめ
・キッチンは接客は不要ですが、普通にしんどいです。
・個人的にはキッチンのほうが楽だと思いました。
もちろん、店舗や向き不向きなどもあるので、どちらも経験してみるのが1番だと思いますね。
「社会勉強」という意味合いも込めるなら、ホールのほうが断然オススメです。
ただし、僕のようにホール・キッチン両方やることになる人もけっこういると思いますので、どっちが楽とかは考えないほうが良さそうです。
基本どっちもしんどいですから…。